バックストリート・ボーイズやインシンクなど90~00年代のボーイバンド黄金期を描くドキュメンタリーが制作中

バックストリート・ボーイズ、インシンク、98 DEGREES、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックなど、1990年代から2000年代初頭に活躍したボーイバンドを題材としたドキュメンタリーが、米Paramount+にて制作中であることがわかった。米Deadlineが報じている。
タイトル未定の本作は、ボーイバンド全盛期における愛や苦しみ、感動を、重要人物たちのインタビューを交えて深く掘り下げていく。音楽やバンドメンバー、人物に焦点を当て、アーカイブ映像も収録されるという。
プロデューサーは、バックストリート・ボーイズやインシンク、ブリトニー・スピアーズなどをマネジメントしてきたジョニー・ライトと、Gunpowder & Sky社のCEOであるヴァン・トフラー。監督は、『アダム・サンドラーは ビリー・マジソン/一日一善』(1995)や『ノット・ア・ガール』(2002)、『バスキアのすべて』(2010)などのタムラ・デイヴィスが務める。
Paramount+の音楽担当チーフ・コンテンツ・オフィサーであるブルース・ギルマーは、「90年代のボーイバンド時代は忘れがたい衝撃を与え、ポップカルチャーの世界に永遠に刻まれるでしょう」と声明を発表。「今年のVMAのステージでインシンクが再結成した際のファンの熱狂や、BTS、Stray Kids、TXTといったK-POPのトップグループが世界中を席巻していることからもわかるように、ボーイバンドは今日に至るまで正真正銘のグローバル・センセーションであり続けています」と、ボーイバンドの絶大な影響力を強調した。
ライトは、90年代のボーイバンド全盛期を「特別な音楽の一章だった」と振り返り、「彼らの音楽は、ファンの夢や願望、感情に語りかけ、国境や言語を超えた絆を生み出しました。今日に至るまで、ボーイバンドは私たちをインスパイアし、元気づけ、団結させ続けている」と述べた。
またトフラーは、ボーイバンドの音楽は「何十年もの間チャートを席巻してきたが、常に汚名が付きまとってきた」とした上で、実際には「めちゃくちゃ才能のある」アーティストだと高く評価。「ボーイバンドへの熱狂が冷めたと思ったら、ワン・ダイレクションやBTSが現れ、ハリー・スタイルズやジャスティン・ティンバーレイクのようなボーイバンド出身者たちがポップカルチャーを席巻しています」と語った。
Source:Deadline