ジョン・ボイエガ、『スター・ウォーズ』フィン役への復帰に消極的 ─ 「今はやめときたいかな」

『スター・ウォーズ』3部作で、ストームトルーパーからレジスタンスに転身した異色キャラクター、フィン役でブレイクしたジョン・ボイエガ。以前は『スター・ウォーズ』フランチャイズへの復帰に前向きな言葉を発していたが、その心境に変化が起きたようだ。
SiriusXMの番組に出演したボイエガは、「再びフィンを演じるつもりはありますか?」と尋ねられ、「今の時点ではやめときたいかな。今はいいかな」と回答。「ファンは、ゲームやアニメといった他のメディアでフィンを楽しめるし、彼は良い地点にいると思います。僕にとっては、エピソード7からエピソード9までで十分という感じなんです」とコメントし、ボイエガはフィン役を完全に卒業したように捉えている様子。
続けてボイエガは、自身が出演した最新映画『Breaking(原題)』や『The Woman King(原題)』などのプロジェクトに言及し、『スター・ウォーズ』に固執するよりも多くのことが出来ると実感したと語っている。「ジョエル・テイラーやジェイミー・フォックス、テヨナ・パリス、ヴィオラ・デイヴィスといった、僕が一緒に仕事をした人たちとの間に連帯感を見つけたし、多芸多才になることが僕の道なんです」と述べる様子からは、異なる役に挑戦し、幅広いジャンルの作品に出演したいとの気持ちがうかがえる。
新作となる『Breaking』は、退役した元海兵隊員が市民として普通の生活へ戻ろうとした時に直面する精神的な問題を描く作品で、ボイエガは主人公のブライアン役を演じている。また『The Woman King』は、18~19世紀にアフリカで最も強力な国家のひとつだったダホメ王国の実話に基づく歴史大作。ヴィオラ・デイヴィスが主演し、ボイエガはダホメ王国第9代国王のゴザ役を演じる。
ちなみに『スター・ウォーズ』3部作でレジスタンスのパイロット、ポー・ダメロンを演じたオスカー・アイザックは、以前の消極的なコメントから一転、同役の再演に前向きに反応。ボイエガとは少々異なるリアクションを示していた。
Source: SiriusXM