『ブラックパンサー』キャスト、マーベルのネタバレ禁止事情を語る ─ 「特にない」けど「メールが山ほど来る」

『アベンジャーズ』シリーズなど数多くの世界的大ヒット作を放ってきたマーベル・スタジオは、ネタバレ防止の厳戒態勢が非常に厳しいことで知られている。スタジオ内はに“ネタバレ警察”が存在するとも伝えられ、夜中にトレンチコート姿の男が自宅に脚本を渡しに来るという、驚愕エピソードを披露するキャストも現れ、まるでスパイ機関や軍隊レベルの秘密主義が徹底されている。
そういった数々の逸話が本当なのか興味を抱いた米番組「Jimmy Kimmel Live」の司会者ジミー・キンメルが、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のキャスト、レティーシャ・ライト(シュリ役)、ルピタ・ニョンゴ(ナキア役)、ダナイ・グリラ(オコエ役)を直撃。「(ネタバレ防止の)クラスがあるんですか?もし、誰かが秘密を漏らしたらケヴィン・ファイギが家に来て、サノスのガントレットを装着して指パッチンして消されてしまうんですか?ペナルティって実際何なんですか?」と質問を連投した。
するとグリラらが、「特にスタジオからお達しはないんです。自分たちの、“ネタバレしたくない”という心がけだけなんですよ」と意外な回答。特にスタジオ側の取り締まりはないというのだ。ところがグリラの発言にニョンゴは、「言ってはいけないことに関するメールが山ほど来るんです。何度も送られてくるから、受信箱がメールでいっぱいになってしまってストレスですよ」と反論。このコメントにグリラが、「私の受信箱には届いてないよ。そんなメール見たことない」と答えると、ニョンゴが笑いながら「メールをチェックしてないんでしょ」とツッコミを入れて、会場は笑いに包まれた。
ニョンゴとグリラの発言によると、『ワカンダ・フォーエバー』の情報漏洩対策は、それほど厳しくなかったとの印象を受ける。いずれにしろ、これからもマーベル・スタジオが講じる厳戒態勢については事実に混じりつつ、都市伝説的な噂や逸話が飛び交い続けそうだ。
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Source:@Jimmy Kimmel Live