『ブラックパンサー』早くも3億6,100万ドルの驚異的ヒット ─ オープニング記録は歴代映画5位の快挙

2018年2月16日(金曜日・現地時間)にアメリカで公開を迎えたマーベル・スタジオ最新作『ブラックパンサー』が、初週末にして早くも3億6,100万ドルの世界興行収入を記録したと見られる。Deadlineなどが報じた。
アメリカ国内での同期間興行収入は1億9,200万ドル。アナリストによる事前予測の1億6,500万ドルを飛び越えた。オープニング興行収入記録としては、『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)を超えて歴代映画5位に、2月公開作としては『デッドプール』(2016)を上回って歴代1位の快挙となった。
アメリカ国外では、『ブラックパンサー』ロケ地ともなった韓国がトップ成績の2,530万ドル、継いでUK(2,480万ドル)、メキシコ(960万ドル)、ブラジル(940万ドル)、オーストラリア(920万ドル)、フランス(770万ドル)、インドネシア(650万ドル)、ドイツ(620万ドル)、台湾(560万ドル)、マレーシア(490万ドル)。
各メディアが注目するのは、今後の国外マーケットでの動向だ。大国ロシアなどの公開が控えているほか、一大市場の中国、そして日本も公開前。The New York Times誌とDeadline誌が共に前例として挙げたのは中国制作の『Monster Hunt 2』(2018)で、全米ではわずか34万ドルの収益だったのに対し、中国国内では1億3,000万ドル超えの大ヒット。ハリウッドとは大きく異なる趣向が支配する中国市場で、『ブラックパンサー』がいかに受け入れられるかに注目が集まる。
『ブラックパンサー』日本公開は2018年3月1日。その後9日に中国公開を迎える。
Source:http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=marvel2017b.htm
https://www.nytimes.com/2018/02/18/movies/black-panther-box-office-records.html
http://deadline.com/2018/02/black-panther-fifty-shades-freed-monster-hunt-2-detective-chinatown-2-weekend-results-international-box-office-1202293876/
©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ