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『ブラックパンサー』マーベル映画の単独第1作として史上最長に ― 上映時間情報が確定

マーベル・シネマティック・ユニバース最新作、映画『ブラックパンサー』の上映時間情報がついに確定した。
本作の上映時間については、2018年1月初旬に海外サイトで複数の情報が取り上げられており、おおよそ2時間10~20分程度と予想されていた。結論からいって、このたび、実際の上映時間が当初の予想と相違なかったことが判明している。

このたび『ブラックパンサー』の上映時間について公式の情報を掲載したのは、全英映像等級審査機構のウェブサイト。記述によれば、『ブラックパンサー』は134分であり、マーベル・シネマティック・ユニバース史上6番目に長い作品となる(2018年2月時点)。
上に並ぶのは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)の147分、『アベンジャーズ』(2012)の143分、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)の141分、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)の137分、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)の136分。すなわち、ヒーローの単独映画第1作としては史上最長だ。

本作『ブラックパンサー』は、父親にして先王ティ・チャカを失った若き国王ティ・チャラ/ブラックパンサーが、自身の治めるワカンダ王国へ戻るところから始まる。しかし国内にティ・チャラへの不満を抱く者たちがいれば、国外にはワカンダの技術や資源を狙う者がいて……。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でスパイダーマンと同時に初登場を果たしたブラックパンサーの第1作とあって、本作も『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)と同様、スーパーヒーローの純粋なオリジン・ストーリーではない。ヒーロー映画にして現実へのメッセージを突きつけた深いテーマを持つ作品として早くも絶賛されており、134分という比較的長尺の上映時間にも必然性があることは間違いさなそうだ。しかも本作の直後に登場するマーベル・シネマティック・ユニバースの集大成、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(4月27日公開)への伏線も用意されているとみられ、見どころは十分である。

映画『ブラックパンサー』は2018年3月1日より全国ロードショー
脚本・監督は『クリード チャンプを継ぐ男』(2015)で一躍その才覚を顕したライアン・クーグラーが務めた。

Sources: http://www.bbfc.co.uk/releases/black-panther-2018
https://screenrant.com/black-panther-runtime-longest-mcu-movies/
©THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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