マーベル『ブラックパンサー』のスーツ、『マン・オブ・スティール』スーパーマンからの影響あり ─ 光沢と生地にこだわり

映画『ブラックパンサー』で国王ティ・チャラ/ブラックパンサーが纏うスーツのデザインは、『マン・オブ・スティール』(2013)でヘンリー・カヴィルが演じたスーパーマンのスーツにインスパイアされていたことが判明した。『ブラックパンサー』の衣装デザイナー、ルース・E・カーターが米Inverseに明かした。
カーター氏によれば、ブラックパンサーのスーツはナイロンのように薄いジャージー素材で作られている。スタント撮影に適さないためジャージー素材を使わないよう指示されたそうだが、カーター氏は譲らなかった。『マン・オブ・スティール』のように、筋肉の部分が鈍い光沢を放つスーツの製作を考えており、そのためには薄い生地を使用する必要があったからだ。
「スーパーマンのスーツとその生地を見たとき、筋肉のすぐ下に銀のような光沢があることが分かりました。これをブラックパンサーに取り入れたら素敵だろうなと思いました。」

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ブラックパンサーのスーツは貴重な金属ヴィブラニウム製という設定だ。「金属製のスーツ」という特徴を表現するためにも、「光沢」という特性は絶対に必要だと感じたのだという。
「スーツをヴィブラニウム製だと思わせなければいけませんし、光沢が必要です。筋肉の部分が最も明るくなるようにしなければならないのです。これが薄い生地にこだわった理由です。」
映画『ブラックパンサー』は、2018年3月1日より全国ロードショー。衣装デザイナーのこだわりが詰まったスーツの放つ独特の質感にも注目してみては。
(文:まだい)
Source: https://www.inverse.com/article/41336-black-panther-costume-superman-ruth-carter