『ブラックパンサー』前売券がマーベル映画最高セールス、早くも全米大ヒット確約か ─ 出演者すらチケットを買えぬほどの熱狂に

2018年2月16日に全米公開を迎えた後、3月1日に日本公開を果たすマーベル映画『ブラックパンサー』が、早くも全米の話題をさらっている。現地時間の1月8日より発売を開始した本作前売りチケットのセールスが、マーベル・シネマティック・ユニバース史上最高額を記録したのだ。米映画チケット販売最大手のFandangoが驚きと共に伝えた。
「『ブラックパンサー』が今、とんでもない波に乗っている」と話すのは、Fandango編集部のエリック・エイヴィス氏だ。「今年2月公開予定の映画で最も大きな期待を集める作品の一つ(編注:日本公開は2018年3月1日)。予告編映像もネットを席巻しています。月曜日にFandangoでチケットが発売されてから、急激に売れ始めています。」なおFandangoは、具体的なセールス・データを公表していない。
『ブラックパンサー』からは、この前売りチケット発売解禁の直前、新たなTVスポットを「カレッジ・フットボール・プレイオフ・ナショナル・チャンピオンシップ」ハーフタイムにて解禁。世界的ラッパーのケンドリック・ラマーがサウンドトラックをプロデュースする本作だけあって、試合会場ではケンドリック・ラマーが登場して楽曲”All the Stars”のパフォーマンスを行い、大きな話題を集めた。
Fandangoによれば、『ブラックパンサー』は8,000人を調査対象とした「2018年最も期待の映画」で2位を獲得したという。ちなみに1位はその後間もなく公開される『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、ブラックパンサーも引き続き登場する。
『ブラックパンサー』については、米BoxOfficeアナリストが以前にも同作大ヒットを予測していた。
ルピタ・ニョンゴ「15分で売り切れ」
この人気っぷりに対し、思わぬ割りを食ったのが主要出演者のひとりだ。同作でナキア役を演じるオスカー女優のルピタ・ニョンゴは、オンラインにて公開初日のチケット購入を試みたものの、驚異的な人気による売り切れのため手に入れられなかったという。
@THR says @theblackpanther is @MarvelStudios best-selling movie in terms of presales after JUST 24 HOURS! Don’t I know it: I even tried!!!! #Throwback to a video I made last night. pic.twitter.com/aoJcdaqfhi
— Lupita Nyong’o (@Lupita_Nyongo) 2018年1月10日
「今日は1月9日。昨日、『ブラックパンサー』のチケットが発売開始になりましたね。私もSNSで”チケットを手に入れろ!”って興奮して書き込んでたし、私も皆と一緒に映画館で観たいからチケットを買おうと思ったの。
…15分後ですよ。マジで、15分後。チケット買おうかなと思ったら、ソールド・アウトだって。ソールド・アウトって!
最初はエラーかなと思って、もう一回やり直したんだけどやっぱり同じで。席が埋まってたのよ!開いてる席が無くて、『ブラックパンサー』公開初日のチケットを買いそびれちゃった!ありえなくない?15分で?ワーオ!」
全米では早くも熱狂的な支持を集める『ブラックパンサー』。チャドウィック・ボーズマン演じるティ・チャラ/ブラックパンサーが初登場を果たした『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』(2016)は全世界で11.5億ドルの興行成績を上げ2016年最大のスーパーヒーロー映画となったが、『ブラックパンサー』は早くも前売りチケットのセールス記録で『シビルウォー』に勝るという。この全米での熱狂は、日本にどれほどもたらされるか。
映画『ブラックパンサー』は2018年2月16日全米公開、3月1日日本公開。
Source:http://variety.com/2018/film/news/black-panther-advance-ticket-sales-record-1202659579/