『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は「チャドウィック・ボーズマンへのラブレター」とレティーシャ・ライト

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ブラックパンサー』(2018)の続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』2022年11月11日の公開が近づく。ブラックパンサー/ティ・チャラ役を演じた故チャドウィック・ボーズマンの代役を立てずに撮影された続編に、切ない想いを抱いているファンは少なくないだろう。
それはティ・チャラの妹シュリ役を演じるレティーシャ・ライトも例外ではないようで、“キング”に対する深い想いを語っている。米番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」に出演したライトが、続編で目指したことを真剣な表情で振り返っている。
「私にとって続編は、チャドウィックのレガシーに対する美しき貢献だと感じています。続編は彼に贈るラブレターのようなものです。毎日、撮影セットに行って、彼に捧げるために各シーンにエネルギーを注ぐことにフォーカスしたし、彼が誇りに思えるよう、この映画に卓越したものを捧げたかったんです。」

以前には製作デザイナーのハンナ・ビークラーが、「チームはチャドのために突き進み、懸命に働きました」、「毎日彼を称え、映画の全編── 自分たちが作った世界のあちこちに彼への想いを込めました」とツイート。ボ―ズマンに敬意を捧げて追悼した。
ボ―ズマン不在の続編は、ワカンダ王国ティ・チャラの死後が舞台となり、「女王ラモンダやシュリ、エムバク、オコエ、そして親衛隊ドーラ・ミラージュの面々は、超大国の介入から自国を守るべく戦うことになる」と紹介されている。中核を成していたボ―ズマンが亡くなったことで、本シリーズに及んだ影響は計り知れない。2022年8月にはエムバク役のウィンストン・デュークが続編を観るための心構えとして、「この映画が『ブラックパンサー』第1作のようになる、という期待を捨てることも大切です。続編は独自の作品になると思います」と語った。
また、ディズニーの大型イベント「D23 Expo」にてラモンダ役のアンジェラ・バセットが、「私たちは彼(チャドウィック)と同じレベルに達さなければいけなかったし、それができたと思います」と発言。「実現の裏側にはたくさんの奇跡がありました。熱意あふれるリーダーのライアン(・クーグラー)と、いつも私たちと一緒にいてくれたチャドウィックのおかげです」と熱い想いを込めていた。

続編には上述のキャストに加え、ナキア役のルピタ・ニョンゴ、オコエ役のダナイ・グリラ、アヨ役のフローレンス・カサンバ、 エヴェレット・ロス役のマーティン・フリーマンが続投。新たにアイアンハート/リリ・ウィリアムズ役でドミニク・ソーンが加わるほか、ドーラ・ミラージュの精鋭部隊「ミッドナイト・エンジェルズ」の一員役でミカエラ・コールが出演。ライアン・クーグラーが再びメガホンをとり、ジョー・ロバート・コールと共同脚本も兼任する。
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は2022年11月11日より全国公開。
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Source:The Tonight Show Starring Jimmy Fallon