【ネタバレ】『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』エムバク、ラストの行動の意味が明らかに

この記事には、映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のネタバレが含まれています。

エムバク、王座への挑戦
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』におけるエムバクの“謎の行動”は、ブラックパンサーを継承したシュリがネイモアを追い詰め、タロカンが降伏したあとに見られる。両国が和解したあと、母に代わって国王の座を継ぐかと思われたシュリだったが、戴冠式に現れたのは、彼女の“代理人”を自称するエムバクだったのだ。最後の出番は、エムバクが国民の前で王座への挑戦を宣言する場面となっている。
エムバク役のウィンストン・デュークは、米Esquireにて「3作目を観たいですか?」との質問を受け、「もちろん。3作目、4作目、5作目、6作目と観たいですよ。このサーガには描けることがまだまだたくさん残っているから」と回答。その中で、エムバクのラストシーンについて真相を語った。
「ひとりのファンとして、すべてがどんなふうに展開していくのかを見てみたい。クールなことに、この映画の最後には(エムバクが)ワカンダの国王となることが明らかになります。すごいことですよ。それでどんなことが起こるにせよ、面白いものになるでしょうね。」
ここで語られているのは、王家の血を引くシュリではなく、ジャバリ族のリーダーであるエムバクが王座を継いだという事実だ。確かに映画の後半では、シュリ以上に冷静な態度で動向に対処する姿が描かれていただけに、政治家としてはエムバクの方が適任ということなのかもしれない。ということは、その後もシュリはハイチに残り、ナキアらとともに過ごすことになったのだろうか。
もっとも、ウィンストンは「シュリが新しいブラックパンサー」とも述べている。「コミックの物語に沿っているし、(ブラックパンサーが)パンサー族や一族の中にとどまることは理にかなっています」という言葉からは、今後はワカンダ国王をエムバクが、ブラックパンサーをシュリが担うものと考えられる。
ちなみに、『ブラックパンサー』シリーズの強みを「常に集団であるところ」と形容するウィンストンは、「常にブラックパンサーは周囲の人々に頼らなくてはいけない。だからエムバクの今後がどうなるにせよ、(次回作は)素晴らしい群像劇映画になると思います」と強調。新しい体制で、ワカンダの物語はこれからどう転がっていくのだろうか?
映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は2022年11月11日(金)より公開中。
Source: Esquire