マーベル『ブラックパンサー2』2021年より撮影開始 ─ チャドウィック・ボーズマン亡き続編どうなる

マーベル・シネマティック・ユニバース作品『ブラックパンサー』(2018)の続編が2021年より開始見込みであることが分かった。米The Hollywood Reporterが伝えた。
2021年7月より、米アトランタにて6ヶ月以上かけて撮影する見込みと伝えられている。新たな出演者とされるのは、Netflixのドラマ「ナルコス:メキシコ編」に出演のメキシコ系俳優、テノッリ・ウエルタ。敵のひとりを演じるという。
『ブラックパンサー』は、ティ・チャラ役で主演のチャドウィック・ボーズマンが2020年8月に突然の病死。主役不在となった続編の物語については不明だが、ティ・チャラの妹シュリ(レティーシャ・ライト)の役割がより大きくなるとの情報も記されている。また、ナキア役ルピタ・ニョンゴ、ラモンダ役アンジェラ・バセット、エムバク役ウィンストン・デュークも続投する見込みであるという。
当初『ブラックパンサー』続編は2020年9月より準備を始めて、2021年3月には撮影を開始する予定だった。新型コロナウイルスの影響はもちろん、チャドウィック・ボーズマンの死を受けて予定は大きく変動したと見られる。ボーズマンは生前、病に打ち勝ち続編に出演するつもりでいたという。
製作総指揮のビクトリア・アロンゾは、デジタル技術を活用して続編でボーズマンの姿を“蘇生”させるつもりはないと話している。「チャドウィック(・ボーズマン)は一人しか存在しません。そして、私たちの側にはもういないのです」。
映画『ブラックパンサー』続編は現時点で2022年5月6日に米国公開予定と伝えられている。
Source:The Hollywood Reporter