『アリー/スター誕生』ブラッドリー・クーパー、鬼才ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作に出演交渉中

『アリー/スター誕生』(2018)などで知られるブラッドリー・クーパーが、『ファントム・スレッド』(2017)の鬼才ポール・トーマス・アンダーソン監督の新作映画(タイトル未定)に出演交渉中であることがわかった。現時点で役どころについては不明だ。米The Hollywood Reporterが報じている。
本作は1970年代、アメリカ・ロサンゼルスのサンフェルナンド・バレーを舞台にした作品。人気子役として知られる一人の高校生を中心に、複数のストーリーが交錯していく。ちなみに、アンダーソン監督が1970年代を背景とした作品を手掛けるのは、『ブギーナイツ』(1997)『インヒアレント・ヴァイス』(2014)に続いて3作目で、サンフェルナンド・バレーを舞台にするのは『ブギーナイツ』『マグノリア』(1999)『パンチドランク・ラブ』(2002)に続いて4作目だ。
なお、本作は当初、ユニバーサル・ピクチャーズ傘下のFocus Featuresが米国配給を担当する予定だったが、現在はMGMとの間で契約が結ばれているとのこと。移籍の詳細な理由は不明だが、製作費を巡る問題ではなく、監督独自の判断があったと伝えられている。
また、新型コロナウイルスの状況を鑑みつつ、秋頃の撮影開始を目論むアンダーソン監督だが、クーパーはギレルモ・デル・トロ監督『ナイトメア・アリー(原題:Nightmare Alley)』の撮影再開が同じく秋頃に待機している為、予定の兼ね合いがどうなるのかは気になるところだ。ちなみに、クーパーは自身監督作として、20世紀後半を代表する作曲家・指揮者レナード・バーンスタインのNetflix伝記映画が控えている。
Source: The Hollywood Reporter