ドウェイン・ジョンソン、『ハムナプトラ』ブレンダン・フレイザーの最新作に祝辞 ─ ヴェネツィア国際映画祭でお披露目、上映後に感極まる

『ハムナプトラ』シリーズなどのブレンダン・フレイザー主演映画『The Whale(原題)』が、ヴェネツィア国際映画祭(2022年8月31日〜9月10日開催)にてお披露目され、6分間に渡り観客から拍手喝采を浴びた。フレイザーがスタンディングオベーションに感極まる様子が話題を呼んでいる中、ドウェイン・ジョンソンが祝福の言葉を贈っている。
Man this makes me so happy to see this beautiful ovation for Brendan. He supported me coming into his Mummy Returns franchise for my first ever role, which kicked off my Hollywood career. Rooting for all your success brother and congrats to my bud Darren Aronofsky. #TheWhale 👏🏾 https://t.co/SNBLPHHmEZ
— Dwayne Johnson (@TheRock) September 4, 2022
「ブレンダンに美しい賛辞が贈られる様子を見るのは、僕にとっても本当に嬉しいことです。ハリウッドでのキャリアをスタートさせるきっかけとなった『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』に出演したとき、彼は僕をサポートしてくれました。これからもあなたの活躍を応援しています。そして、親愛なるダーレン・アロノフスキーもおめでとうございます。」
ドウェイン・ジョンソンは、『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』(2001)への出演を果たした後、そのスピンオフである『スコーピオン・キング』(2002)にて初の主演を飾った。以降、『ワイルド・スピード』『ジュマンジ』シリーズをはじめ数々の話題作に出演し、ハリウッド映画界を牽引する俳優にまで登り詰める。まだキャリアをスタートしたばかりだったドウェインを支えたのが、ブレンダン・フレイザーだったというわけだ。
一方のフレイザーといえば、『ハムナプトラ』シリーズや『センター・オブ・ジ・アース』(2008)などで活躍してきたが、セクシャルハラスメントを受けた過去などを原因に鬱状態となり、ハリウッドの表舞台から少し距離を置いていた時期もある。そんな中で久々の主演を飾ったのが、『ブラック・スワン』(2010)などのダーレン・アロノフスキー監督が手がけた、A24製作の新作映画『The Whale』だったのである。
アロノフスキーにとっても『マザー!』(2017)以来の監督作となる本作で、フレイザーが演じたのは、長年疎遠になっていた娘との絆を取り戻そうとする英語教師役。重度の肥満に苦しんでいる設定のために驚愕の変貌を遂げ、この役柄を見事に演じ切った。ヴェネツィア国際映画祭での受賞に期待がかかるほか、アカデミー賞主演男優賞の候補として早くも注目されている。
なお、フレイザーはDCコミックス原作『バットガール(原題)』も控えていたが、こちらは公開を前にしてお蔵入りとなった。その監督のひとりであるアディル・エル・アルビもまた、Instagramのストーリーにてフレイザーを讃えている。「ブレンダン・フレイザー、本当に嬉しく思います。『The Whale』が待ち遠しいです。このような素晴らしい方と一緒に仕事ができて、とても光栄でした! 彼は最高に値します!!!」 。

ちなみに直近の作品として、フレイザーは、スティーブン・ソダーバーグ監督作品『クライム・ゲーム』(2021)などにも出演。今後の作品としては、マーティン・スコセッシ&レオナルド・ディカプリオ最新作『Killers of the Flower Moon(原題)』が待機しており、ますます目が離せない。
この投稿をInstagramで見る
映画『The Whale(原題)』は、2022年12月9日より米国公開。日本では、2023年公開と伝えられている。
Source: Variety