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ジェームズ・ガン製作、スーパーヒーロー・ホラー映画『ブライトバーン』米国新予告編が到着 ─ 少年のスーパーパワー、邪悪に覚醒

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督がプロデュースする“スーパーヒーロー・ホラー”ともいうべき新作映画『ブライトバーン(邦題未定、原題:BrightBurn)』の米国版新予告編が公開された。

物語の舞台はカンザス州の農村地域。突如墜落してきた飛行物体に乗っていた赤ん坊を育てることにした夫婦だったが、その男の子には人智を超えたスーパーパワーが眠っていた。

DCコミックスの超人気ヒーロー、クラーク・ケント/スーパーマンのオリジン・ストーリーをどう見ても下敷きにしている本作の物語は、少年がヒーローではなくヴィランへと変貌を遂げていくのが大きな特徴だ。彼はクラスメイトの少女の手を握りつぶし、レストランと思しき場所で店員の女性に襲いかかり、旅客機を墜落させることになるのである。「あなたがやって来たことには理由がある」、「あなたの中にも善良さはある」。エリザベス・バンクス演じる母親は、続々と起こる怪異に、そして自分の息子にいかにして対峙するのか?

ジェームズ・ガンによるプロデュースのもと、監督を務めるのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)の映像特典「Guardians’ Inferno」ミュージック・ビデオが話題となったデヴィッド・ヤロヴェスキー。ショーン・ガン出演『インバージョン 転移』(2014)を手がけたホラー映画界の注目株だ。脚本はジェームズ・ガンの弟ブライアン・ガン、従弟のマーク・ガンが執筆。製作は2017年に設立されたThe H Collectiveが担当した。

本作はホラー映画における“永遠のトレンド”である「怖い子どもモノ」と、ブロックバスター映画の一角を占める「スーパーヒーロー映画」を融合させ、映画界にかつてなかった新たなジャンルを切り開こうとしている。ジェームズ・ガンにとっては『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』解雇後はじめての新作となるが、映画界の最前線でジャンル映画を手がけてきた嗅覚の鋭さは確実に発揮されていることだろう。日本公開情報も楽しみにしておきたい。

映画『ブライトバーン(邦題未定、原題:BrightBurn)』は2019年5月24日に米国公開予定

前回の予告編はこちら

Source: THR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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