ピアース・ブロスナン、ドクター・ストレンジに触発され『ブラックアダム 』ドクター・フェイト役に?

『007』シリーズのジェームズ・ボンド役として英雄的なピアース・ブロスナンが、DC映画『ブラックアダム』でスーパーヒーロー映画に初挑戦する。演じるのはドクター・フェイトという魔術師のヒーローだ。マーベルのドクター・ストレンジに重なるところもあるキャラクターで、海外レビューでも劇中ではドクター・ストレンジらしい影響があると指摘もされいている。
実際のところ、ブロスナンが本作への出演を決めたのは、ドクター・ストレンジやベネディクト・カンバーバッチへの憧れが理由のひとつとなっていたようだ。米プレミア時の現地取材で、「この映画を、自身初のスーパーヒーロー映画に決めた理由は?」と尋ねられ、「ドクター・ストレンジです」と自ら答えている。
「ドクター・ストレンジ、大好きなんですよ。コミックオタクの息子も“父さん、ドクター・ストレンジだよ”っていうんですよ。」

ドクター・ストレンジがマーベルコミックに初登場したのは1963年だが、ドクター・フェイトの初登場は1940年。実はドクター・フェイトの方がずいぶん先輩になるわけだが、ベネディクト・カンバーバッチがハマり役で演じたことにより、世間ではストレンジの方がすっかりおなじみだろう。
ブロスナンも「ドクター・ストレンジのことは、もうよく知られていますよね」と認め、「ベネディクト(・カンバーバッチ)がとにかく素晴らしい」と称える。「でも、それもここまで。ドクター・フェイトのお出ましだ。ドクター・フェイトも、魔術の世界で非常に愛される年長メンバーですからね」。
映画『ブラックアダム』は、米公開されると観客絶賛で大ヒットスタート。世界的スーパースター、ドウェイン・ジョンソンの大々的なアピールはもちろん、ブロスナンのスーパーヒーロー姿を目当てに出かけるファンも多いはずだ。
『ブラックアダム』の日本公開は2022年12月2日。公開されたら、ブロスナンのドクター・フェイトをドクター・ストレンジと比較して観る楽しみもありそうだ。
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Source:Variety