『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ドク役、第1作の脚本が気に入らずゴミ箱に捨てていた

SF映画の金字塔『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのドク役で知られるクリストファー・ロイド。この役を演じるために生まれてきたのではないかと思うほどハマっていたロイドだが、当の本人は第1作の脚本に興味が持てず、ゴミ箱に捨ててしまったと意外な告白をしている。
米トーク番組『TODAY』に出演したロイドが、最初に脚本を読んだ後にゴミ箱に投げ捨て、もう少しのところでドク役をパスするところだったと明かしている。
「脚本を読んで興味を持てなかったんです。脚本をゴミ箱に入れました。捨ててしまったんです。それから脚本を取り出して眺め、それでもドク役に確信が持てなかったのですが、(監督の)ロバート・ゼメキスに会って決めました、」
なぜ、あんなに面白い映画の脚本をゴミ箱に捨ててしまったのだろうかと思う人がいてもおかしくないが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は何度も脚本が書き換えられ、設定などが大きく変更されたことで知られている。映画シリーズでドクはデロリアンという車をタイムマシンに改造したが、最初は冷蔵庫だったのだそう。よって、ロイドがゴミ箱に捨てた脚本は、改稿前のバージョンだったと考えられる。実際にゼメキス監督と会ってコンセプトなどについて話し合ったことで、ロイドは出演に対する気持ちが変わったようだ。
ロイドといえば、2021年9月上旬に人気アニメ「リック・アンド・モーティ」(2013-)の実写版プロモーション映像で、リック役を演じたことが大きな話題に。その2ヶ月後となる11月にロイドは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と「リック・アンド・モーティ」をクロスオーバーさせるアイデアをシェアしていた。その発言から、今も変わらぬ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』への愛を感じるが、ぜひとも両シリーズの世界が交差するプロジェクトの実現を期待したい。
Source:TODAY