『バンブルビー』ついに喋る、原語版声優が決定 ― 『メイズ・ランナー』ディラン・オブライエンが担当

映画『トランスフォーマー』シリーズの最新作にして、シリーズ第1作以前を描く前日譚映画『バンブルビー』では、これまで喋らなかったバンブルビーがいよいよ自らの声を発することになる。このたび米IGNは、若手人気俳優のディラン・オブライエンがバンブルビーの声優を担当していることを報じた。
『バンブルビー』への出演が伝えられたディランは、代表作である『メイズ・ランナー』シリーズをはじめ、『バーニング・オーシャン』(2016)や『アメリカン・アサシン』(2017)に出演。1991年生まれ、今後のさらなる活躍が期待される俳優だ。

IGNの取材に対して、『トランスフォーマー』シリーズのプロデューサーであるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ氏は、ディランをバンブルビー役に起用した理由について「彼の声には若々しい活力と頼もしさがある。それこそ、私たちがバンブルビーに求めていた2つの資質なんです」と述べている。また、本作でバンブルビーを喋らせることについてはこのように話した。
「私たちは(バンブルビーの)オリジン・ストーリーとして本作に取り組んだので、彼の声を聞いていただくのには(今回が)ふさわしいと思いました。シンプルなロジックですよ。長期的な繋がりでいえば別問題ですが、短期的にいえば、バンブルビーとは何者なのかという本質的な設定をリセットしています。ですから、彼がどんな声をしているのかを聞く機会として適切に感じたんですよ。」

2018 年11月30日(金)~12月2日(日)に開催された「東京コミコン2018」にて、『トランスフォーマー』日本語吹替版に参加してきた声優の玄田哲章氏は「なぜバンブルビーが声を失ったのか、その謎が明かされます」と語っていた。活力にあふれた若きバンブルビーの物語は『トランスフォーマー』ファンにとって見逃せないものとなるだろう。
『バンブルビー』
自分の居場所を見つけられない思春期の少女チャーリーは、海沿いの小さな廃品置き場で、ボロボロの黄色い車を見つける。「バンブルビー」と名付け、修理したこの車が、やがて普通の車ではないと気づくのに時間はかからなかった。1987年、まだ地球は平和な生活を送っていた。その時までは……。

主人公チャーリーを演じるのは、映画デビュー作『トゥルー・グリット』(2011)でアカデミー賞助演女優賞にノミネート、『スウィート17モンスター』(2016)で熱烈な支持を集めたヘイリー・スタインフェルド。『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2016)がアカデミー賞アニメ部門にノミネートされたトラヴィス・ナイトが実写映画の監督を初めて務める。
映画『バンブルビー』は2019年3月22日(金)全国ロードショー。
『バンブルビー』公式サイト:https://bumblebeemovie.jp/