『バンブルビー』最大のポイントは少女とバンブルビーの絆 ─ 「アクションと二人の関係性をつなげることが大切だった」

世界的大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』シリーズの最新作、映画『バンブルビー』が2019年3月22日(金)に日本公開される。このたび、物語の“すべてのはじまり”となる、バンブルビーと少女チャーリーの関係性に迫った特別映像が到着した。
『バンブルビー』では、シリーズ屈指の人気キャラクター、バンブルビーの語られざる過去が深く掘り下げられていく。シリーズの新機軸となる本作で監督を務めたのは、アニメ映画『KUBO/二本の弦の秘密』(2016)のトラヴィス・ナイト。今回が実写作品デビューとなったナイト監督は、少女チャーリーとバンブルビーの関係を描くことにこだわり抜いた。
「トランスフォーマーの中でも人間との絆が深い、その理由を描くことができました。見どころはビーが話し方を見つける過程です」。ボロボロに傷つき、地球の片隅で身を潜めていたビーを、父親を亡くした哀しみで心に傷を抱えた18歳の少女が発見したことから物語は大きく動き出す。

ナイト監督は幼いころ日本で生活していた時期もあり、かつてはトランスフォーマーのフィギュアでも遊んでいたのだとか。『バンブルビー』で監督を務めるにあたっては、激しいアクションシーンや壮大なストーリーといった映画版『トランスフォーマー』の魅力を引き継ぎながらも、80年代のスティーブン・スピルバーグ監督作品のようなエモーションと発見をもたらす作品にすべく、愛や共感、絆といったテーマをきちんと描くことを心がけたという。
「僕たちが作品の中心として考えていたのは“他者との関係性”でした。この映画にアクションシーンを入れること自体は最初から決めていましたが、それがチャーリーとバンブルビーの関係性という大切な要素につながっていることが重要だったんです。」
『トランスフォーマー』シリーズのトレードマークともいえるトランスフォーマーの疾走や戦闘、スリル満点のアクションが、チャーリーとバンブルビーのあたたかな関係性と融合する本作は、シリーズの新しい時代を切り拓く。ぜひスクリーンで体感してみて!
『バンブルビー』
自分の居場所を見つけられない思春期の少女チャーリーは、海沿いの小さな廃品置き場で、ボロボロの黄色い車を見つける。「バンブルビー」と名付け、修理したこの車が、やがて普通の車ではないと気づくのに時間はかからなかった。1987年、まだ地球は平和な生活を送っていた。その時までは……。

主人公チャーリーを演じるのは、映画デビュー作『トゥルー・グリット』(2011)でアカデミー賞助演女優賞にノミネート、『スウィート17モンスター』(2016)で熱烈な支持を集めたヘイリー・スタインフェルド。『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2016)がアカデミー賞アニメ部門にノミネートされたトラヴィス・ナイトが実写映画の監督を初めて務める。
映画『バンブルビー』は2019年3月22日(金)全国ロードショー。
『バンブルビー』公式サイト:https://bumblebeemovie.jp/