『ザ・フラッシュ』スーパーガール役サッシャ・カジェの次作が撮了、ラテン系姉妹と父親の関係を描く

現行DCユニバースの集大成となる映画『ザ・フラッシュ』で全く新しいスーパーガール/カーラ・ゾー゠エル役を好演したサッシャ・カジェが、次作となるインディ映画『In The Summers(原題)』の撮影を終えたことがわかった。米Deadlineが報じている。
ニューメキシコ州で撮影されたという本作は、ラテン系の姉妹であるヴィオレタとエヴァが、愛情深くも無鉄砲な父ヴィセンテを毎夏に訪ねる物語。父親は不思議な世界を造り上げるが、その楽しさの裏で闘っていた依存症が次第に魔法を蝕み始め、最後には心が張り裂けるような悲劇に至る。ヴィセンテは過去を取り戻そうとするが、容易に傷は癒えない──。
EXCLUSIVE: The indie feature In The Summers has wrapped production in New Mexico and Deadline has your first look at stars René “Residente” Pérez Joglar, in his acting debut, Sasha Calle, Lio Mehiel and Leslie Grace https://t.co/GPq9V6PPy0 pic.twitter.com/CvuLOmwJCS
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) July 11, 2023
カジェはエヴァ役を演じ、ヴィオレタ役で「WeCrashed ~スタートアップ狂騒曲~」(2022)のリオ・メヒエル、ヴィセンテ役で本作がスクリーンデビューとなるペレズ・ジョグラーが出演。イェニー役で『イン・ザ・ハイツ』(2020)のレスリー・グレイス、カルメン役で「ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ」シーズン1のエマ・ラモス、カミラ役で「シカゴ P.D.」シーズン10のシャーリーン・クルス、ナタリア役で「Boytalk(原題)」(2023)のインディゴ・モンテスもキャストに名を連ねる。
監督・脚本を務めるのは、本作が長編映画デビューとなるアレッサンドラ・ラコラッザ。これまでに短編映画『Mami(原題)』『Til the Crying Fades(原題)』などを手がけた新鋭だ。Exile Content StudioとCandle Media Company、 Lexicon Development、1868 Studios、LUZ Filmsが共同で製作を担う。プロデューサーとして、『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)のアレクサンダー・ディネラリス・Jr.、『 Idyll(原題)』(2019)のリネット・コールらが参加する。
Exile Content Studioの責任者であるナンド・ヴィラは、「アレッサンドラは先見の明のある映画作家であり、『In The Summers』の彼女の脚本は、ラテン系のメッセージと豊かで多様な物語を伝えるコンテンツを製作するという、Exileの使命に深く訴えかけています」と述べている。
なお、『ザ・フラッシュ』でスーパーガールを演じたガジェが、将来的にDCユニバースに再登場するかどうか定かではないが、今後についてDCスタジオと面談し、再演を熱望していると語っていた。
Source:Deadline