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リブート版『チャーリーズ・エンジェル』米国公開が約1ヶ月延期 ― 『ワンダーウーマン 1984』元公開日に移動へ

チャーリーズ・エンジェル
[左]Photo by Georges Biard https://en.wikipedia.org/wiki/File:Kristen_Stewart_Cannes_2014.jpg [中]Photo by THE RIVER [右]Photo by Michael Shelford https://en.wikipedia.org/wiki/File:Ella_Balinska.jpg Remixed by THE RIVER

同名人気ドラマシリーズを原案とする、リブート版映画『チャーリーズ・エンジェル(邦題未定、原題:Charlie’s Angels)』の米国公開日が変更された。米DeadlineVarietyが報じている。

米ソニー・ピクチャーズは、リブート版『チャーリーズ・エンジェル』を、当初予定されていた2019年9月27日から2019年11月1日へと変更したことを発表。近頃ハリウッドでは大作映画や話題作のスケジュール変更が相次いでいるが、本作も約1ヶ月の公開延期となった。

チャーリーズ・エンジェル
新たなエンジェル3人[左]Photo by Georges Biard https://en.wikipedia.org/wiki/File:Kristen_Stewart_Cannes_2014.jpg [中]Photo by THE RIVER [右]Photo by Michael Shelford https://en.wikipedia.org/wiki/File:Ella_Balinska.jpg Remixed by THE RIVER

新たな公開日として設定された2019年11月1日は、実はワーナー・ブラザース&DCコミックス製作『ワンダーウーマン 1984(邦題未定、原題:Wonder Woman 1984)』の米国公開日として予定されていた日付である。しかし2018年10月22日(米国時間)、ワーナーは同作の公開を「夏がふさわしい」として2020年6月5日に延期したことを発表。リブート版『チャーリーズ・エンジェル』の公開日変更は、この報道から間髪入れずに発表されたものだ。

今回の公開日変更によって、リブート版『チャーリーズ・エンジェル』は、公開翌週にハリウッド実写映画版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ(邦題未定、原題:Sonic the Hedgehog)』、人気スパイ映画『キングスマン』の新作映画(タイトル未定)、浅野忠信や國村隼らが出演するローランド・エメリッヒ監督の海戦映画『Midway(原題)』と激突することになる。それぞれジャンルもターゲットも異なるが、映画ファンにとっては“激戦区”といって差し支えないだろう。

ちなみにDeadlineは、キャメロン・ディアス&ドリュー・バリモア&ルーシー・リューが主演を務めた、2000年製作の映画版『チャーリーズ・エンジェル』が2000年11月3日に米国公開を迎えていたことを指摘している。同じ週末の米国公開となるのは偶然か必然か、そしてスタジオ側にはなんらかの意図があるのか……。

『チャーリーズ・エンジェル』は1976~1981年にテレビドラマが放映され、2000年代には新キャストによる映画版が大ヒット。チャーリー・タウンゼント探偵事務所で働く3人の女性と彼女たちが挑む事件をめぐる物語で、本作ではシリーズの世界観を継承し、世界を股にかける規模となったタウンゼント事務所で活躍する“新時代のエンジェルたち”が描かれるという。

主人公となる3人のエンジェルを演じるのは、『トワイライト』シリーズや『パーソナル・ショッパー』(2016)などのクリステン・スチュワート、『パワーレンジャー』(2017)のナオミ・スコット、ドラマで活躍するイギリス人女優エラ・バリンスカ。姿を見せないチャーリー所長とエンジェルをつなぐボスレー役は、本作で監督・脚本を務める女優エリザベス・バンクス、『X-MEN』プロフェッサーX役や「新スター・トレック」(1987-1994)のピカード艦長役のパトリック・スチュワートが演じる。なお、本編の撮影は2018年9月から開始されている

リブート版映画『チャーリーズ・エンジェル(邦題未定、原題:Charlie’s Angels)』は2019年11月1日に米国公開予定

Sources: Deadline, Variety
Eyecatch Image: [左]Photo by Georges Biard [中]Photo by THE RIVER [右]Photo by Michael Shelford Remixed by THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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