『キャプテン・アメリカ』1作目、ナチスのスーパーロボットとキャプテン・アメリカの対決構想あった

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)にてナチス・ドイツの軍人であり、キャプテン・アメリカの宿敵として登場した人物、ヨハン・シュミット/レッドスカル。最終決戦にて大激突したふたりだが、どうやらレッドスカルがロボットを操り、スティーブ・ロジャーズ/キャプテン・アメリカと戦う展開が用意されていたようだ。
米Yahoo Entertainmentのインタビューにて、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の脚本家、クリストファー・マルクス&スティーヴン・マクフィーリーは、2008年に本作の脚本家として参加してから公開に至るまでの間に中身に大きな変化が生じたと説明した。「もともと第3幕の大部分では、キャプテン・アメリカはロボットと戦っていました。それはレッドスカルが操縦するナチスのスーパーロボット、“パンツァー・マックス”だったのです」。
アースキン博士が開発した超人血清を奪い、自らの体に投与するも、血清が不完全なものだったために皮膚が赤く染まり、超人的な身体能力を手に入れたシュミット。レッドスカルとなったシュミット&ナチスのスーパーロボットVSキャプテン・アメリカが脚本から削除された理由について、脚本家のふたりは予算面に加えて時間面で問題があったと話している。「“ここにそんなに時間を割くわけにはいかない”というふうになったのです」。
ちなみにパンツァー・マックスは、マーベル・コミックにてすでに登場しているが、その回数は決して多くない。2009年に刊行された『Howling Commandos(原題)』での一回のみで、ヒドラのバロン・フォン・ストラッカーが作り上げた兵器である。もっともパンツァー・マックスは、ハウリング・コマンドーズたちとの対決で破壊されてしまったようだ。パンツァー・マックスがキャプテン・アメリカと対決していたら、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』ではさらにスペクタクルなアクションシーンが観られたかも……?
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Source: Yahoo Entertainment , Slash Film