エイリアンvsレジスタンス『囚われた国家』予告編&ポスター、場面写真が公開 ─ アメリカ陥落から9年、従うか抗うか

地球外生命体(エイリアン)の支配下で、レジスタンスたちの抗戦を描く近未来SFサスペンス『囚われた国家』が2020年4月3日(金)に公開される。このたび、予告映像&ポスタービジュアルと場面写真3点が公開された。
物語の舞台は、地球外生命体の侵略から9年を経た、2027年のシカゴ。政府は“統治者”と呼ばれるエイリアンの管理下にて完全に支配されていた。“犯罪の事前抑止”という名の下に、全市民の身体にはGPSが埋め込まれ、ルールを犯した者は地球外に追放される。人々の貧富の差はかつてないほど拡大し、街は荒廃。自由を取り戻すべく結成されたレジスタンス・グループは、“統治者”による団結集会への爆弾テロを計画するが……。

予告映像は、ミシガン湖に浮かぶ謎の巨大飛行体に“統治者”のルールを破った大量の人々が載せられ、地球外へと追放されていく様子を見つめる青年ガブリエルの姿から始まる。地球外生命体の侵略から9年、統治者のおかげで「失業者や犯罪が減り、アメリカは再生した!」と声高に謳われているが、その実態は、国民の生活すべてが監視・支配されるという“囚われた国家”だった。市民は移動や物資を制限され、ガブリエルの兄ラファエルは、弟に「政府が言ってることは全部嘘だ」「地球の資源は統治者に奪い尽くされる」と実情を吐露。異物を排除して支配と均衡を保とうとする社会を前に、レジスタンスは統治者たちに反旗を翻そうとするのだった。一方、シカゴ警察特捜司令官のマリガンはレジスタンスの逮捕に躍起になっていた。ラファエルは「未来は変えられると世界に示すんだ」と宣言する。

“統治者”に忠誠を誓うシカゴ警察の特捜司令官マリガン役は『ビッグ・リボウスキ』(1998)『キングコング:髑髏島の巨神』(2016)などのジョン・グッドマン。姿を消したレジスタンスのリーダーであり兄のラファエルを探すガブリエル役を『ムーンライト』(2016)のアシュトン・サンダース、娼館の女主人ジェーン役を『死霊館』シリーズや『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)のヴェラ・ファーミガが演じている。

製作・監督・脚本は『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011)の鬼才ルパート・ワイアットが務め、『アルジェの戦い』(1966)『影の軍隊』(1969)を手本に、テロ計画の連絡・準備・決行のプロセスを緻密かつ緊張感たっぷりに描いた。政府による不都合な事実の隠蔽、メディアを巻き込む情報操作といったテーマが盛り込まれた、米国公開時に「起こりうる未来への警告」(米WIRED)とも評された一作だ。
映画『囚われた国家』は2020年4月3日(金)にイオンシネマほか全国ロードショー。