カルロス・ゴーン元会長の栄枯盛衰を描くドラマ化企画が進行中 ─『最強のふたり』俳優が主演へ

かつて世界の自動車業界で最も強力な権力を持ち、現在は国際的な逃亡者となっているカルロス・ゴーン。前代未聞の逃亡劇を繰り広げているゴーンにフォーカスしたミニシリーズ「Carlos Ghosn, The Fugitive(原題)」が、フランスの製作会社「Federation Entertainment」にて現在企画中であることがわかった。米Varietyが報じている。
ゴーンは、日産自動車の元社長・最高経営責任者であり、2018年11月に金融商品取引法違反の容疑で逮捕。2019年12月には、音響機器運搬用の黒い箱に隠れて、レバノンに亡命している。「Carlos Ghosn, The Fugitive」では、そんなゴーンの栄枯盛衰が描かれるのだという。ゴーン役を演じるのは、『最強のふたり』(2011)富豪のフィリップ役などのフランソワ・クリュゼだ。
全6話構成となる本作にて監督を務めるのは、フレデリック・ジャルダン。『スリープレス・ナイト』(2011)などで知られる人物だ。クリエイターは、『ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男』(2012)などの脚本家として知られる、ステファヌ・オズモンが務める。
なおジャルダン監督によると、「Carlos Ghosn, The Fugitive」は伝記作品ではなく、ゴーンを更生させることも貶すことも目的としていないとのことだ。あくまでも「本格的なファイナンシャル・ポリティカル・スリラー」だという。
Source:Variety