『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』監督、スピルバーグ&トム・ハンクスと戦争ドラマでタッグ

『007』シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年公開予定)でメガホンを取るキャリー・ジョージ・フクナガが、スティーブン・スピルバーグとトム・ハンクスが製作を務める第2次世界大戦題材の戦争ドラマ「Masters of the Air(原題)」で監督を務めることがわかった。米Deadlineが報じている。
本シリーズは、スピルバーグとハンクスが手がけたドラマシリーズ「バンド・オブ・ブラザース」(2001)「ザ・パシフィック」(2010)に続くリミテッド・シリーズ企画。第2次世界大戦を舞台とする本シリーズでは、ヒトラーに攻撃を仕掛けたアメリカとイギリスの少年爆破兵たちの物語が描かれる。キャリー・フクナガは、第1〜3話の監督を務めることになる。
製作総指揮は、『プライベート・ライアン』(1998)『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002)『ブリッジ・オブ・スパイ』(2015)など、幾度に渡りタッグを組んでいるスティーブン・スピルバーグとトム・ハンクスが務める。2人のほか製作には、『フィラデルフィア』(1993)『幸せの教室』(2011)などのゲイリー・ゴーツマンや『スピード』(1994)シリーズのグレアム・ヨストら、錚々たる面々が名を連ねている。製作&配信はApple TV+。報道によれば、Apple側はフクナガ監督とファーストルック契約を見据えているという。
なお本シリーズには、2億ドル(約200億円)超の予算が組まれているとのこと。「バンド・オブ・ブラザース」では1億ドル(約100億円)、「ザ・パシフィック」では2億ドルを超える制作費となったが、本シリーズでも規模の大きさが伺える。全10話構成となり、撮影は2021年3月にイギリス・ロンドンにて開始される見込みだ。
キャリー・フクナガがドラマシリーズで監督を務めるのは、マシュー・マコノヒー主演「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」(2014)、ジョナ・ヒル&エマ・ストーン共演作「マニアック」(2018)以来、3度目。今後には、ダニエル・クレイグ主演の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を控えており、2021年4月に公開が予定されている。
Source: Deadline