実写『カウボーイビバップ』撮影で主演ジョン・チョー負傷、7〜9ヶ月の中断

Netflix製作、日本の人気SFアニメ「カウボーイビバップ」実写ドラマの撮影中に、主人公スパイク役のジョン・チョーが負傷事故に遭った。米Deadlineが報じている。
報道によれば、ジョン・チョーはニュージーランドでの撮影中に膝を負傷。シーン自体は特に激しい演出があったわけでもなく、また入念なリハーサルを経た“ルーティン”の最後のテイクで発生したという。
ジョン・チョーはロサンゼルスに戻って手術を受け、リハビリに専念する。このため、製作は7〜9ヶ月の中断に入る。スケジュールの再調整は、ジョンの復帰目処が立ってから行うという。
事故を受け、ジョンは自身のInstagramにブルース・リーの格言「Water can flow or it can crash.(水は流れる事も砕く事もできる)」と共に、「ご心配ありがとうございます。すぐに復帰して、流れる水になります!」とのコメントを投稿している。
1998~1999年に放送された「カウボーイビバップ」は、2071年の太陽系を舞台に、宇宙船ビバップ号で旅する賞金稼ぎ(カウボーイ)たちの活躍を描いたSFアニメ。日本のみならず海外でも高い評価を受けており、ハリウッドでの実写ドラマ化は2017年6月に報じられていた。ドラマ版「カウボーイビバップ」は全10話構成で、マンガ「ONE PIECE」(集英社刊)の実写ドラマ化も手がける米Tomorrow Studiosが製作に携わる。
エグゼクティブ・プロデューサー兼ショーランナーは、『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)の脚本家ジョシュ・アッペルバウム&アンドレ・ネメック、『ヴェノム』(2018)を執筆したジェフ・ピンクナー&スコット・ローゼンバウム。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2014)『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のクリス・ヨストが第1話の脚本を担当する。またアニメ版を製作したサンライズ社も参加し、“生みの親”である渡辺信一郎監督が監修を務める。
出演はジョン・チョーのほか、相棒のジェット・ブラック役にドラマ「Marvel ルーク・ケイジ」(2016-2018)のムスタファ・シャキール、“予測不能な賞金稼ぎ”と形容されるイカサマ師フェイ・ヴァレンタイン役に『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)でジア・ロドリゲスを演じたダニエラ・ピネダ。スパイクの元盟友で冷徹な殺し屋のビシャス役は『サバービコン 仮面を被った街』(2017)のアレックス・ハッセルが起用されている。
Source:Deadline