『ジョン・ウィック』監督、続編に出てほしい俳優が多すぎて選びきれない ─ キリアン・マーフィー、コリン・ファレル、シャーリーズ・セロンなど

キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック』シリーズの魅力は、その迫力や世界観もさることながら多彩なキャスト陣にもある。2014年公開の第1作からスケールやアクションをパワーアップさせてきた本シリーズは、スピンオフ作品『バレリーナ』や前日譚ドラマ『ザ・コンチネンタル』などユニバースを広げている最中。では、監督のチャド・スタエルスキは今後の作品でどんな俳優を起用したいと考えているのか?
米The Directのインタビューでは、「続編でともに仕事をしてみたい俳優は?」との質問に、たくさんのリストからほんの少しを明かしてくれている。
「たくさんいますが、まず私の頭に浮かんだのはキリアン・マーフィーです。『ピーキー・ブラインダーズ』の大ファンですし、キリアンはうまくはまると思います。コリン・ファレルも素晴らしいですし、シャーリーズ・セロンは『アトミック・ブロンド』を見たときに、“すごい、この人と仕事したい!”と思いました。ミシェル・ヨーとはずっと昔にご一緒しましたが、それ以来ずっと彼女と仕事がしたいんです。大ファンですね。」
そのほかに名前が挙がっているのは、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)のジャーニー・スモレット=ベル、アイアンマン役でおなじみロバート・ダウニー・Jr.、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)で大ファンになったというピーター・ディンクレイジ、イギリスの名優ショーン・ビーン……。「魅力的な方が何人もいますから、ご一緒するチャンスが欲しくてたまらない」とも述べている。
最新作である第4作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』には、続投キャストに加え、真田広之、ドニー・イェン、ビル・スカルスガルドなど超強力な布陣が加わった。スタエルスキの起用したい俳優陣が本当に実現したら、続編ではさらなるパワーアップが実現することだろう。
ところで、監督への“逆オファー”をかけたのは第3作『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)で元殺し屋のソフィアを演じたハル・ベリー。「『ジョン・ウィック』に出たい」との電話ののちに自宅へ訪問されるという熱烈なアプローチだったそうで、「まだ脚本がなくて」と返したところ「私が出てくる脚本を書いてください」と懇願されて快諾したのだとか。
いまや『ジョン・ウィック』シリーズといえば、ハリウッドを代表する人気アクション映画のフランチャイズ。今後はベリーのように、俳優陣から「私も出演したい」との要望が監督のもとに殺到するかもしれない。
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Source: The Direct