故チャドウィック・ボーズマンの写真が米NPOのチャリティ・オークションに出品、『ブラックパンサー』公開前の貴重な1枚

アメリカ、ロサンゼルスを拠点に、慢性疾患を抱える患者の症状に見合った食事を届けるNPO「プロジェクト・エンジェル・フード」。例年開催しているアート作品のオークションに、今年(2022年)はマーベル・シネマティック・ユニバースのブラックパンサー/ティ・チャラ役を演じた故チャドウィック・ボーズマンの写真が出品されていることを米Varietyが報じている。
2022年12月8日にロサンゼルスの写真スタジオ「ミルク・スタジオ」で開催される本オークションは、その収益の全てが「プロジェクト・エンジェル・フード」に寄付され、HIV、ガン、糖尿病、その他生命に疾病と闘うLA市民2500人以上に日々食事を届けるための活動資金として利用される。
この度、本オークションに出品されているチャドウィックの写真は、写真家クワク・オールストンが2017年にサンディエゴのコミコンで撮影したもの。『ブラックパンサー』(2018)公開以前の貴重なこの1枚は、1,000ドルより入札開始。5,000ドルほどに高騰するだろうと見込まれている。
オークションにはノーマン・シーフが1969年に撮影したシンガーソングライターのパティ・スミスと写真家のロバート・メイプルソープの2人を収めたショットや、イタリアの大女優ソフィア・ローレンがロバート・アルトマン監督の『プレタポルテ』(1994)公開時に雑誌「Detour」のカバーを飾った際の1枚のほか、70名に渡る偉大な写真家たちによるコレクションが出品される。
2020年にこの世を去った後も、ファンや多くの俳優たちから支持されるチャドウィックは『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)で、その存在の大きさを改めて世界中に知らしめた。ミルク・スタジオのディレクター、ウィリー・マルドナドいわく、今年のコレクションは「何十年以上にもわたってとらえられたロサンゼルスの物語の不屈のエネルギーを、魅惑的なイメージの数々をもって展示する」ものになっているそうだ。チャドウィックのポートレートも不屈のエネルギーを放ち、永遠に輝く1枚に違いないだろう。
▼ チャドウィック・ボーズマンの記事
『ブラックパンサー』ナキア役ルピタ・ニョンゴ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのガモーラ役だったかも?オーディション秘話が披露 リアル・ホワット・イフ 『ブラックパンサー』チャドウィック・ボーズマンの死から3年、ルピタ・ニョンゴ追悼 ─ 「死を理解するのは難しく、受け入れるのはもっと難しい」 王よ、永遠なれ 故チャドウィック・ボーズマン、ハリウッド殿堂入り決定 ─ ガル・ガドット、ミシェル・ヨーらも おめでとうございます 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』はティ・チャラ息子視点の「ひと夏の親子物語」になるはずだったと判明 オープニングはアニメだった セバスチャン・スタン、故チャドウィック・ボーズマンの誕生日にメッセージ映像を公開 ─ 「彼のレガシーに思いを巡らせていた」 ぜひ財団への寄付を
Source:Deadline