『ブラックパンサー』チャドウィック・ボーズマン、織田信長に仕えた黒人侍の弥助演じる

マーベル映画『ブラックパンサー』でブラックパンサー/ティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンが、日本の戦国時代に実在したとされる黒人侍の弥助(ヤスケ)を演じることがわかった。米Deadlineが報じた。
弥助は、16世紀の日本に奴隷として連れられたアフリカ人。物珍しがった織田信長に気に入られ、「弥助」の名と武士の身分を与えられる。黒人初の侍として、腰刀の携帯も許されていた。小説や漫画、ドラマなどで度々描かれており、『アフロサムライ』(1998)の主人公にも影響を与えた。
脚本は、Netflixドラマ「ナルコス」(2015-2017)で知られるダグ・ミロ。監督は現時点で未発表で、プロデュースには『ステップ・アップ』シリーズのエリク・フェイグや『フィフティ・シェイズ』シリーズのマイケル・デ・ルカほか。チャドウィック自身もプロデューサーとして名を連ねている。
『ラストサムライ』(2003)や『沈黙─サイレンス─』(2017)に続いて、ハリウッドが封建時代の日本をいかに映像化するのか、注目が集まる。史実に忠実であるならば、追って織田信長はじめ日本人キャラクターの配役も発表になるだろう。弥助は1582年の本能寺の変にも居合わせていることから、明智光秀登場の可能性もある。
ちなみに弥助については先駆けること1ヶ月、2019年4月にもMGMによる映画化が報じられていたばかりだが、こちらとは別企画ということになる。