クロエ・グレース・モレッツ、『プロジェクト・パワー』脚本家の初監督作に主演 ─ 製作には『ザ・バットマン』監督マット・リーヴス

『キック・アス』シリーズや『サスペリア』(2018)などで知られるクロエ・グレース・モレッツが、SFスリラー映画『Mother/ Android(原題)』で主演を務めることがわかった。監督・脚本を務めるのは、『プロジェクト・パワー』(2020)『ザ・バットマン』(2021年公開予定)の脚本を手掛けたマットソン・トムリンで、これが初監督作となる見込みだ。米The Hollywood Reporterが報じている。
『Mother/ Android(原題)』は、妊婦のジョージアは恋人のサムと共に、AIが戦争を繰り広げる国からの危険な逃亡劇を描く作品。僅か数日に迫る出産を安全に迎える為に、二人はアンドロイドの本拠地である戦争の中間地帯を目指していく。また、本作は1989年に起きたルーマニア革命下で、子供の命を最優先に救うことを決意したトムリン監督自身の両親から着想を得た物語だという。
製作を務めるのは、『ザ・バットマン』で仕事を共にしたマット・リーヴス。その他の製作には、『ブラック・スキャンダル』(2015)のアダム・カッサン、「ザ・ループ TALES FROM THE LOOP」(2020)のラフィ・クローン、『ハロウィン』(2018)のビル・ブロックなどが就任している。
マットソン・トムリン監督は本作について、「私をこの世界に送り出す為の犠牲に触発された、深く個人的な物語です」と語っている。「最も暗い時代の中で、人間の強さを語ることに興奮しています」。ちなみに、トムリン監督は本作の他、カプコンの同名人気ゲームをハリウッドが実写映画化する、『ロックマン(原題:Mega Man)』の脚本も担当している。
Source: The Hollywood Reporter