クリス・エヴァンス、『雨に唄えば』ジーン・ケリーを演じる見込み ─『ナイブズ・アウト』ライアン・ジョンソンと再タッグへ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のキャプテン・アメリカ役でおなじみのクリス・エヴァンスが、『巴里のアメリカ人』(1951)『雨に唄えば』(1952)などで知られる伝説的ミュージカル俳優、ジーン・ケリーを描く新作映画(タイトル未定)で製作を務め、ジーン・ケリーを演じる見込みであることがわかった。米Deadlineが報じている。
ジーン・ケリーといえば、米老舗スタジオMGMをフレッド・アステアと共に支えたミュージカル俳優として知られる。最も有名な代表作は、Singin’ in the Rain〜のメロディでおなじみのミュージカル映画『雨に唄えば』(1952)。ほか、フランク・シナトラとの共演作『踊る大紐育』(1949)や『巴里のアメリカ人』といった名作を残した。
本企画は、エヴァンス本人が考案したものだという。1952年、MGMスタジオの駐車場で働いていた12歳の少年が、次回作に勤しむ映画スターのケリーと想像上の友情を築いていくという物語になる。
脚本は、『グラディエーター』(2000)や『アビエイター』(2004)、『007 スカイフォール』(2012)『007 スペクター』(2015)などで知られ、劇作家としても活動するジョン・ローガン。製作には、エヴァンスが『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)でタッグを組んだライアン・ジョンソンが名を連ねている。
ちなみに現在、ジーン・ケリーと共にMGMの二大看板として活躍したフレッド・アステアの伝記映画が製作されており、主演に、エヴァンスとはMCU作品を共にしたトム・ホランドが起用されている。2度の共演歴があり、生前は互いへのリスペクトを持ち続けたケリーとアステア。歴史に名を刻むレジェンド2人をエヴァンスとホランドが演じるということで、特にマーベルファンは注目しておこう。
Source: Deadline