ライアン・レイノルズ、『クリスマス・キャロル』ミュージカル映画版に主演へ ─ 共演はウィル・フェレル

『デッドプール』シリーズのライアン・レイノルズが、名作文学『クリスマス・キャロル』のミュージカル映画版(タイトル未定)で主演を務めることがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。
『クリスマス・キャロル』は英国の文豪チャールズ・ディケンズが1843年に発表した名作中編で、冷酷で強欲な商人スクルージを主人公とする物語。クリスマスの前夜、スクルージの前に、かつての共同経営者マーレイの幽霊が現れる。生前の罪で苦しんでいたマーレイの幽霊は、スクルージの生き方を変えるべく、これから3人の幽霊が現れると告げるのだった。
報道によると、ミュージカル映画版『クリスマス・キャロル』には、ライアンのほか、『俺たちニュースキャスター』(2004)『主人公は僕だった』(2006)のウィル・フェレルが出演。ライアン&ウィルの製作会社がそれぞれ作品に携わっているため、両者はプロデューサーも兼任するとみられる。脚本・監督は『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』(2010)『なんちゃって家族』(2013)の脚本を執筆したショーン・アンダース&ジョン・モリスが担当。監督を務めた『パパVS新しいパパ』シリーズで、ウィルとのタッグは経験済みだ。
これまで『クリスマス・キャロル』は幾度となく映画化されており、アルバート・フィニー主演のミュージカル版(1970)は傑作と評されているほか、設定を現代のニューヨークに置き換えた、ビル・マーレイ主演『3人のゴースト』(1988)も人気作だ。今回の『クリスマス・キャロル』がいかなる設定や解釈となるのか、ライアン&ウィルがどの役柄を演じるのかは不明だが、この顔合わせから察するに、果たしてシンプルな映画化になるかどうか……。なお2019年9月22日現在、作品の製作にあたっては複数のスタジオが名乗りをあげている状況だという。
Source: THR