『アリータ』続編にクリストフ・ヴァルツが熱意、「何の話もないことにガッカリしている」

『アリータ:バトル・エンジェル』(2019)で、サイバー医師・イドを演じたクリストフ・ヴァルツが、ファンより熱望されている続編について心境を明かしている。
木城ゆきとによる日本の伝説的SFコミック『銃夢』を実写映像化した本作は、人間としての感情に目覚めたサイボーグの少女アリータが、最強戦士として世界の命運に立ち向かう物語。革新的な映像と美しい世界観で話題を呼び、日本を含む世界65カ国でオープニング興行収入No.1を記録した。
ヴァルツは、クズ鉄の山から昔の少女の頭部を発見し、サイボーグ少女アリータを創り上げたイド博士という重要な役どころで出演。米Colliderより、続編への興味について尋ねられたヴァルツは「もちろん!それは興味ありますよ!」と答えたものの、企画については耳に入ってきていないという。続けて「(本作には)信者がいるのを知っているので、これまでに何の話もないことに、少しがっかりしていますし、びっくりしています。皆さんが(本作を)楽しんだというのも知っていますし、他の方々が言っていることは別として、私は(作品が)大好きでしたし、出演や仕上がりも気に入ってました」と語っている。
本作は、2019年3月に、ディズニーが20世紀フォックスの買収を完了させる直前に公開された作品。現在はディズニー傘下というだけあって、続編の製作もそうスムーズにはいかないようだ。「当時は、(本作は)フォックスの作品だったけど、今はもはやフォックスは存在していないじゃないですか。い今やディズニー傘下にありますし。もしかすると、ディズニーにはハマらないのかもしれないですね」とクリストフは見解を示している。「(今後は)全く分からないですね。何か動き出しているのかもしれないけど、最初に聞くのは僕じゃないですよ。今の所は何も聞いていないです。」
クリストフの発言の通り、本作の続編企画については、第1作公開直後から根強いファンたちにより熱望されていた。2020年(第92回)アカデミー賞授賞式の日には、ファンたちがディズニーに対して「#AlitaSequel(アリータ続編)」などの言葉が記された垂れ幕を飛行機で上空に掲げるなどの運動も展開されている。なお、現時点でディズニーから続編に関する正式な情報は発表されていない。
Source:Collider