超能力SF『クロニクル』続編企画が進行中 ─ 今度は女性主人公、フェイクニュースや隠蔽と向き合う

2012年製作、ジョシュ・トランク監督によるSF映画『クロニクル』の続編企画が始動していることがわかった。プロデューサーのジョン・デイヴィスが米Forbesにて明かした。
『クロニクル』は、平凡な高校生であるアンドリュー、マット、スティーブの3人が超能力を手に入れ、やがてその力に翻弄されていく様子をファウンドフッテージ形式で描き、高い評価を獲得。製作費1,200万ドルという低予算ながら、全世界興行収入は1億2,600万ドルを記録した。トランク監督はこれをきっかけに『ファンタスティック・フォー』(2015)に起用され、デイン・デハーン、マイケル・B・ジョーダンもこの作品からスターとしての道を歩み始めた。
続編企画の話題は早くから報じられ、2014年3月の時点で脚本家も起用されていたが、現在進行しているのは当時とは別の企画とみられる。デイヴィス氏によると、企画は前作を手がけた20世紀スタジオ(旧・20世紀フォックス)のもとで準備されており、実際に作業も行われているとのこと。続編は前作とは異なり、女性たちのストーリーとなるようだ。
「今まさに『クロニクル2』の作業をしているところで、素晴らしいものになると思います。新たな形で物語を語るもの、女性の視点から描く作品になります。シアトルでの事件(前作)から10年が経ち、フェイクニュースや真実のニュース、隠蔽に向き合うことになるでしょう。さらに興味深いのは、次の世代が手に入れる力は、より堕落的なものだということ。若い女性たちが大学を卒業し、力を手に入れて……という物語です。」
現時点でデイヴィス氏はこれ以上の情報を語っておらず、脚本家や監督、出演者などの情報は不明。撮影時期・公開時期もわかっていない。続報の到着を待とう。
Source: Forbes