エマ・ワトソン、実写版『シンデレラ』出演オファーを断っていた ─ のちに『美女と野獣』ベル役を演じる

ディズニー・アニメーション不朽の名作を実写化した『シンデレラ』(2015)では、当初エマ・ワトソンがシンデレラ役を務める可能性があったことで知られている。
結局のところ、シンデレラ役にはリリー・ジェームズが抜擢されたが、そもそもエマが大役のオファーを断った理由は何だったのか。英Total Filmのインタビューにて本人が明かしている。
「『シンデレラ』の出演を断った時は、まだディズニーが『美女と野獣』(2017)を実写化するつもりだということを知りませんでした。でも、ベル役のオファーを貰った時、シンデレラ役の話を頂いた時よりもずっと心に響いたんです。ベルは好奇心旺盛で、思いやりがあって、とにかく心が広いんですよ。そういう女性こそ、私がロールモデルとして演じてみたかったキャラクターだったんです。」
つまりエマはディズニープリンセスに興味が無かったわけではなく、あくまでも自身の信念や想いが詰まったキャラクターを演じてみたかったというわけだ。それがエマにとっては、シンデレラではなくベルだったのだろう。また『美女と野獣』においても、最初に渡された脚本に不満があったため、ビル・コンドン監督と共同で脚本に携わる許可が下りるのであれば出演するとの条件を出したほど。同作への意気込みは、並々ならぬものがあったのだ。
ともかく、こうしてエマはシンデレラ役ではなくベル役を演じる事になったわけである。しかし、美しい青のドレスを纏い、透き通るガラスの靴を履き、カボチャの馬車に乗って王子様に会いに行く、そんなエマの姿もちょっと見てみたかった……。
Source: Total Film, E! News