「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」新シーズン、米国版新予告編が公開 ─ マンダロア包囲戦描く完結編、ダース・モール役に実写版レイ・パークが復帰

『スター・ウォーズ』のスピンオフ作品として絶大なる人気を誇る、アニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」の新シーズン(シーズン7)が、ディズニーの新映像配信サービス「Disney+」にて全12話構成で配信される。
このたび、シカゴにて開催された「スター・ウォーズ・セレブレーション」にて、本作の新たな米国版予告編が公開された。パネルイベントには総監督のデイヴ・フィローニ氏らが登壇し、来たる新シーズンの見どころを語っている。なお、以下の映像は米Star Wars公式YouTubeアカウントに投稿されたイベントの配信映像だ。予告編の位置から再生が始まるので、そのままお楽しみいただきたい。
映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008)および「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」(2008-2013)からなる本シリーズは、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002)と『エピソード3/シスの復讐』(2005)の間を描く物語。アナキン・スカイウォーカーやオビ=ワン・ケノービらのほか、いまや人気キャラクターであるアソーカ・タノ、キャプテン・レックス(CT-7567)が登場。当初はシーズン7まで製作される予定だったが、2012年にディズニーがルーカスフィルムを買収したのちにシーズン6をもって終了。再開を求めるファンの声に応える形で、2018年夏にシリーズ製作10周年を記念し、完結編となる新シーズンの製作が発表された。
アソーカ・タノとダース・モール、激突
「クローン・ウォーズ」新シーズンでは、「クローン・ウォーズ」の終了後に製作された「スター・ウォーズ/反乱者たち」(2014-2018)を受けて、主人公アソーカ・タノの物語がさらに掘り下げられていくとのこと。デイヴ氏いわく、「アソーカは日々の出来事にどう向き合っていくのだろう?」という発想のもと、「反乱者たち」を経た彼女が変化していく姿が描かれるようだ。
新シーズンで、アソーカは惑星コルサントの地下深くにある“犯罪者の街”レベル1313に向かい、そこで新キャラクターのトレイス&ラファ・マルテス姉妹に出会う。二人はアソーカとはまったく異なる人生を送っており、クローン戦争についても、アソーカとはまるで違った考えを持っているとのこと。アソーカが姉妹と出会い、どんな影響を受けるのかがポイントのひとつになりそうだ。
またデイヴ氏によれば、新シーズンではいよいよ「マンダロア包囲戦」をめぐる物語が完結。「反乱者たち」シーズン2の第3話「消えた戦士たち」などで言及されてきたこの戦いに取り組むことは、デイヴ氏にとっても「特別なことだった」という。スケールの大きい戦闘シーンは今回の予告編でも確認できるが、デイヴ氏は「かつて実現しなかったことが詰まっている。今回は特に満足しています」と述べた。
戦闘シーンといえば、予告編のラストを飾る、アソーカ・タノとダース・モール(モール)のライトセーバー戦は新シーズンのハイライトとなりそうだ。デイヴ氏は「『スター・ウォーズ』史上最高の決闘のひとつに仕上げなければと思いました。シリーズ史上最高でなくとも、僕たち史上最高にしなければいけなかったんです」とプレッシャーを明かしている。
そこで本作の戦闘を描くため、モール役には『エピソード1/ファントム・メナス』(1999)と『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のレイ・パークが復帰。戦闘シーンのモーション・キャプチャーを務めた。声優は従来に続きサム・ウィットワーが務めるが、サムによれば本作のモールは「今までとは異なる挑戦をする」とのこと。復讐に取りつかれてきたモールが、新たな展開に踏み出すことになるとのことだ。ちなみにモールのデザインは、『ハン・ソロ』登場時のものが継承されるという。
アニメ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」新シーズン(シーズン7)の「Disney+」における配信時期は未定。ひきつづき続報の到着を待とう。
Source: Star Wars