ベン・アフレック、ジョージ・クルーニー監督作で主演交渉中 ─ 決まれば『アルゴ』以来の再タッグに

『ゴーン・ガール』(2014)『ジャスティス・リーグ』(2017)バットマン役などで知られるベン・アフレックが、『アルゴ』(2012)でタッグを組んだジョージ・クルーニーが監督を務める映画(タイトル未定)で主演の契約交渉に入ったことが分かった。米Deadlineが報じている。
『グッドナイト&グッドラック』(2005)などをはじめ、監督業にも精を注ぐクルーニーが新たにメガホンを取る本作は、ピューリッツァー賞受賞作家J・R・モーリンガーの回顧録「The Tender Bar」(2005)を原作としている。米ニューヨークにあるロングアイランド島を舞台に、叔父が営むバーの後援者の中から父親的存在を探すモーリンガーの成長物語が描かれた1冊だ。
製作は、米Amazon Studiosが担当。本企画は元々ソニー・ピクチャーズにて進行しており、監督には『ヴィンセントが教えてくれたこと』(2014)『ドリーム』(2016)のセオドア・メルフィが起用されていた。メルフィ監督が企画が離脱した後に、映像化権がソニーからAmazonへと移譲された形だ。
クルーニーは監督のほか製作を兼任。『ミケランジェロ・プロジェクト』(2014)『ミッドナイト・スカイ』(2020)など、出演と監督を兼任するケースもあるクルーニーだが、本作で出演するか否かについては定かでない。ほか製作には、『アルゴ』『サバービコン 仮面を被った街』(2017)のグラント・へスロヴ、『シンプルメン』(1992)『マクマレン兄弟』(1995)などを手掛けるベテラン・プロデューサー、テッド・ホープが就任している。脚本は、『ディパーテッド』(2006)『シン・シティ 復讐の女神』(2015)などで知られるウィリアム・モナハンが務める。
アフレックの出演が決まれば、『アルゴ』でアカデミー賞3部門受賞を獲得したコンビの再タッグ作となる。同作はアフレックが監督・主演・製作を兼任し、その実力を大いに振るった。本作では近年では『ミッドナイト・スカイ』など監督・プロデュース業に注力するクルーニーの手腕に期待したい。
Source: Deadline