『キャプテン・マーベル』はフューリー&コールソンの「運命的な出会い」描く ― クラーク・グレッグが力説

2019年公開の映画『キャプテン・マーベル』は、マーベル・シネマティック・ユニバース史上初めて1990年代を舞台とする作品だ。スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカが眠りから覚める以前、トニー・スタークがアイアンマンになる以前の物語とあって、これまで描かれなかったエピソードの数々に期待が高まっている。
本作の見どころのひとつは、おなじみサミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーが若かりし頃の姿で登場すること。『アベンジャーズ』(2012)で命を落とすも、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」(2013-)で活躍しているフィル・コールソンも、同じく全編デジタル処理で25歳若返ってのスクリーン復帰を果たす。なんでも『キャプテン・マーベル』では、フューリー&コールソンの「運命的な出会い」が描かれるとか……。

米Entertainment Weeklyのインタビューにて、コールソン役のクラーク・グレッグは、『キャプテン・マーベル』でフューリーとコールソンには「運命的な出会い」の場面が用意されていることを明かした。のちにアイアンマンやキャプテン・アメリカ、ソーといったヒーローたちを結集させる二人の初対面である。「サミュエルは“運命的な出会い”とは言わないと思いますけど(笑)。」
「彼(コールソン)はS.H.I.E.L.D.の新人エージェントで、M.C.ハマーに夢中なんです。彼みたいな格好をして、フューリー先生をめちゃくちゃ怒らせるんですよ。ジニーパンツはアルマーニにはぜんぜん合わないぞ、と。」

先に触れた通り、コールソンがスクリーンに登場するのは『アベンジャーズ』以来6年ぶり。しかもグレッグは、『アベンジャーズ』当時からおよそ20歳も若いコールソンを演じなくてはならないのだ。
「コールソンの若い頃、彼がどんどん出世していった時代に戻れるのはすごく特別な経験でした。僕は無邪気になろうとしなきゃいけなかったし、イキイキして、疲弊していない頃に戻らなきゃいけませんでしたが。」
グレッグは『キャプテン・マーベル』出演のため、ジムに通って役づくりに打ち込んだという。本人のたゆまぬ努力の上に成立するのが、CGチームによる渾身のデジタル処理なのだ。2018年9月現在、フューリーの劇中の姿は公開されているものの、コールソンがどんな見た目になっているのかはわからない。ただしグレッグは、その出来栄えに信頼を寄せているようだ。なにせ、こんなジョークを口にしているほどなのである。
「みなさんご存知ないですけど、ロバート・ダウニー・Jr.は本当は71歳なんですよ。彼は全部の映画で若返らせてもらってるんですから。」
映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月8日に米国公開予定。
Source: EW
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