「コブラ会」シーズン6で完結へ ─ 「史上最大のシーズンに備えよ」と製作陣

『ベスト・キッド』(1984)の続編ドラマシリーズ「コブラ会」(2018-)が、来たるシーズン6をもって完結することがわかった。米Netflixが発表している。
「コブラ会」は『ベスト・キッド』の主人公ダニエル・ラルーソーと、宿敵ジョニー・ロレンスの30年後を描く物語。自動車ディーラーとして働きながらも人生に思い悩むダニエルと、かつての栄光を取り戻すため「コブラ会」を再建するジョニーが、時を超えて再び火花を散らしながら、新しい関係を築いてきた。ジョニーの弟子となったミゲル・ディアス、ダニエルの娘サマンサなど、新世代のキャラクターも好評を博している。
本作は2018年・2019年にシーズン1~2がYouTubeにて配信されたのち、2021年からNetflixに移籍。同年にシーズン3・4が、2022年9月にシーズン5が配信されてきた。このたび、クリエイターのジョシュ・ヒールド、ジョン・ハーウィッツ、ヘイデン・シュロスバーグはシリーズ完結にあたって共同で声明を発表。「史上最大のシーズンに備えてください。今日という日は、これまでのすべてを、そして今後の物語すべてを祝福する日なのです」と宣言した。
また、クリエイター陣は「この世界と『ベスト・キッド』ユニバースを再び繋げたことを心から光栄に思います」と記し、オリジナル版から物語を継承・拡大してこられたことに謝意を表明。今後の展開にもわずかな希望を残している。
「私たちの目標のひとつは、これまで思い描いてきた通りの地点とタイミングで物語を終わらせることでした。その発表ができることに大きな誇りと感謝の念を感じています。来たるシーズン6をもって『コブラ会』は完結します。ファンのみなさんには嬉しくも、切なくもあるかもしれませんが、この“ミヤギバース”はかつてないほど強くなりました。『コブラ会』のファンは地球最高。いずれ『ベスト・キッド』の物語をさらに描けることを願っています。なぜなら私たちがよく知るように、“コブラ会は永遠に不滅”なのですから。」
以前から製作陣は「コブラ会」のスピンオフ企画を構想していることを明かしており、2022年11月には、ダニエル役のラルフ・マッチオも「別のアイデアやスピンオフのアイデアがあるし、『コブラ会』シリーズの範囲を広げることもできる」と話していた。ひとまず「コブラ会」は完結するが、将来的に別の形で“ミヤギバース”が復活することもありうる…?
Netflixシリーズ「コブラ会」シーズン1~5は独占配信中。