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『スパイダーマン:スパイダーバース』チーム最新作、「平凡な家族旅行」と「ロボット黙示録」が融合 ─ 再びアニメーションの新体験めざす

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『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)で革新的アニメーション表現と卓越したストーリーテリングの融合を実現し、アカデミー賞の長編アニメーション映画賞に輝いたフィル・ロード&クリス・ミラーが、再びソニー・ピクチャーズとタッグを組む。新作『Connected(原題)』の本編カット、およびスタッフのコメントが米Entertainment Weeklyにて公開された。

映画オタクの主人公ケイティ・ミッチェルは、念願の志望大学に合格し、ひとりで人生の新たな1ページをめくろうとしているところ。しかし、ケイティの父親リックは、ケイティを遠く離れた大学まで送り届けることが家族の絆を繋ぎ合わせ、もしかすると家族が“スクリーン”から数日だけでも離れられる絶好の機会ではないかと感じていた。かくしてケイティとリック、母親のリンダ、弟のアーロン、そしてパグ犬のモンチは旅に出発するが、そんな中、世界的な技術障害が発生し、電話や家電が恐るべき変貌を遂げていく……。

 
 
 
 
 
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Plug in. 🔌 It’s time to meet The Mitchells: Katie (@abbijacobson), Linda (@princesstagramslam), Rick (@lone_wolf_mcbride), Aaron (@mikerianda), and Monchi (🐶). #ConnectedMovie is in theaters September 18!

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『スパイダーバース』で長い歴史を持つコミックの原作を活かし、マルチバース(多元宇宙)で活躍するスパイダーマンの共演を描いたフィル&クリスは、本作で、ごくありふれた家族のロードトリップと、優れたテクノロジーによるロボットが暴走する“黙示録もの”を融合させる。クリスは「素晴らしい技術が反乱を起こし、ロボットによる黙示録が起こる。大興奮のアクションとコメディをたっぷり用意します。ただし最終的に、作品の核はこの家族です」とコメント。クリスも「ロボット黙示録との戦いは楽しみのひとつですが、それよりも面白いのは、その最中に父親がマニュアル車の運転を教えてくれること」だと述べた。

フィル&クリスは製作総指揮を務め、監督・脚本は「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」などに携わってきたマイケル・リアンダが担当。家族旅行とロボットの暴走は「僕が一番大好きなもの」と述べており、作品への気合いは十分だ。「この映画は、不完全な人間世界へのラブレター。愛おしくもありますが、同時に不穏だったり不安定だったりする。そんな不完全さを愛おしく描きたいと思います」。フィル&クリスも、新鋭であるマイケルに「自分たちと同類のスピリットを感じる」と信頼を寄せる。フィルいわく「職場で寝たり、家に帰らなかったりするところがね(笑)」。

なお、本作には『スパイダーバース』のために開発された最新のアニメーション技術が活用され、あらゆるアニメーションのスタイルを織り交ぜる方法が継承される。リアルな人間の世界は手描き風に、ロボットはよりCGらしい表現で描かれるとのこと、再び観客を驚かせるアニメーション体験に期待したい。

 
 
 
 
 
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Katie Mitchell (@abbijacobson) and her family’s ordinary road trip takes a turn in #ConnectedMovie. Out September 18.

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声優には、主人公ケイティ役にコメディアン・女優のアビ・ヤコブソン、父親リック役に『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(2008)などのダニー・マクブライド、母親リンダ役に『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(2011)マーヤ・ルドルフ。弟アーロン役はリアンダ監督が演じるほか、発明家マーク・ボウマン役を『ライオン・キング』(2019)エリック・アンドレ、“Siri風”のボイスアシスタント・PAL役を『女王陛下のお気に入り』(2018)オリヴィア・コールマンが演じる。

映画『Connected(原題)』は2020年9月18日に米国公開予定

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Source: Entertainment Weekly

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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