『コンスタンティン2』は停止中だがまだ消えていない?ストライキ中で脚本家「やれることがない」

キアヌ・リーブス主演、2005年に公開されて人気を博したDC映画『コンスタンティン』の続編については状況が二転三転しているが、完全にお蔵入りにはなっていないようだ。
続編は2022年9月に製作が発表され、主演のキアヌ・リーブスとフランシス・ローレンス監督をはじめ、プロデューサー陣も復帰すると報じられた。ところが、その後にDCスタジオの共同CEO兼会長にジェームズ・ガンとピーター・サフランが就任し、DCの大刷新がスタート。新DCユニバースのチャプター1となる「Gods and Monsters」のラインナップに、『コンスタンティン2』は含まれていなかった。
2023年5月上旬に全米脚本家組合のストライキが始まる前、『コンスタンティン2』と、ウィル・スミス主演映画『アイ・アム・レジェンド』(2007)続編の脚本に取り組んでいたというアキヴァ・ゴールズマンが、米The Playlistに進捗状況を報告している。
「ペンを下ろしているから、やることがないんです。また執筆を再開できるようになったら、書けるんですけどね。ストライキが始まった時は、すでに『アイ・アム・レジェンド2』を書き始めていました。それから、フランシス(・ローレンス監督)とキアヌと僕は『コンスタンティン2』を中断していて、まだ執筆を始めていないだけです。」
この発言によれば、脚本家組合のストライキが始まった時点で、ゴールズマンはローレンス監督&キアヌと共に、『コンスタンティン2』について何らかの形で話し合いの場を持っていたことになる。
以前にキアヌは続編について、「試みてはいるのですが、実現するかどうか分からないんです」と少し弱気な口調で回答しており、1作目でプロデューサーを務めたロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラも、「知らない、関わっていないのでわからない」と語っていた。しかし、脚本家のストライキでプロジェクトが阻まれてはいるものの、完全に企画が立ち消えになったわけではないのかもしれない。
とはいえ、『コンスタンティン2』の将来は未知数だと思っていた方がよいだろう。計画通りに新DCユニバースで実現するなら、『ジョーカー』(2019)や『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)から派生する独自作品と同様に、別ユニバースのシリーズ「DCエルスワールド」に分類されることになりそうだ。続報に注視しておきたい。
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Source:The Playlist