『コンスタンティン』続編、「本気のR指定を目指す」 ─ 監督が語るガチ路線、「前作では後悔した」

キアヌ・リーヴスの人気DC映画『コンスタンティン』(2005)続編は、「ハードなR指定」に期待できそうだ。監督としてカムバックするフランシス・ローレンスが、米The Wrapのインタビューでレーディングに関する考えを明かしている。
「僕にとって第1作の最大の問題点は、ワーナー・ブラザースが定めた暴力と流血、言語、性的描写の観点で、PG-13のルールに従ったことでした。ですが、レーティング委員会は、そういった描写のグレーゾーンが強烈だとの判断に基づいて、けっきょくR指定を与えました。僕の最大の後悔は、R指定だけれど、その実態はPG-13の映画だったということです。
もしR指定にするなら、ちゃんとR指定で作っていたと思います。もっと怖くて、もっと暴力的な、本物のR指定映画にしたでしょう。今回の考えとしては、少なくとも本気でチャレンジして、リアルにR指定の『コンスタンティン』を作りたい。それは、皆さんがオリジナル版に望んでいたことだと思います。たまたまR指定になったPG-13版ではなくね。」
監督は「名ばかりのR指定」ではなく、暴力も流血も、言語も性的描写も全て本気のR指定で続編を作りたいと熱望。また監督は、続編に加えたい要素として“笑い”を挙げている。「ジョン・コンスタンティンはダークなユーモアを持った面白いキャラクターだと思うから、その皮肉やシニカルなユーモアのセンスを間違いなく加えたいですね」とも述べている。
『コンスタンティン』は、私立探偵にして悪魔祓いのジョン・コンスタンティンを描くオカルト・ダークファンタジー。続編にはコンスタンティン役でキアヌ・リーヴスがカムバックし、製作には重鎮プロデューサーであるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、アーウィン・ストッフ、アキヴァ・ゴールズマンも復帰。ゴールズマンは脚本も兼任する。
果たして、『コンスタンティン』の続編はローレンス監督が望むように、ハードなR指定作品に仕上がるのか。その製作過程に注視したい。
Source:The Wrap