「X-ファイル」リブート版、『ブラックパンサー』ライアン・クーグラー監督で企画中か

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)のライアン・クーグラー監督が、人気SFシリーズ「X-ファイル」(1993-2018)のリブート版を開発しているようだ。「X-ファイル」の原案・製作総指揮・ショーランナーであるクリス・カーターが明かしている。
1993年に初放送され、日本でも大人気を博した「X-ファイル」は、FBI捜査官のモルダー(デイヴィッド・ドゥカヴニー)&スカリー(ジリアン・アンダーソン)が超常現象にまつわる事件を追うSFドラマ。2002年のシーズン9まで放送され、1998年と2008年には劇場版が公開された。2016年にはシーズン10にあたる全6話のミニシリーズで復活し、のちにシーズン11も放送されている。
このたびカナダのポッドキャスト番組に出演したカーターは、「ライアン・クーグラーという若者と話しました。彼は多様なキャストで『X-ファイル』を再始動しようとしています」と新企画の可能性に言及。「我々は多くの領域をカバーしたので、彼(クーグラー)は大変な仕事を抱えていますよ」と、具体的に動いていることを示唆した。
企画はまだ初期段階のため、キャストなどの詳細は不明。番組ファンにとっては、オリジナルキャストが復帰するか否かは気になるところだろう。ちなみにスカリー役のアンダーソンは「X-ファイル」復帰に消極的のようで、2022年のインタビューでは「(新シーズンに関する)会話を始めるには、全く新しい脚本家たちが必要。また、それを新しく進歩的に感じさせるためには、バトンを渡す必要がある」と語っていた。ゆえに、完全に新しいキャストで復活する可能性もありそうだ。
なお、オリジナルシリーズをプロデュースした米20th テレビジョンは、今回浮上したリブート版についてコメントを控えている。今後の続報に注視していきたい。
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Source:On The Coast with Gloria Macarenko,TV Insider,Variety