実写版「カウボーイビバップ」スパイク役、原作アニメは知らなかった

日本発の人気アニメ「カウボーイビバップ」が、Netflixシリーズとしてハリウッド実写化される。実写版で主人公スパイク・スピーゲルにキャスティングされたのは、『スター・トレック』シリーズや『search/サーチ』(2018)などのジョン・チョー。どうやら本人は主演の依頼が届くまで、オリジナルアニメの存在を詳しく知らなかったようだ。
1998年に放送されていたアニメ「カウボーイビバップ」は、2071年の太陽系を舞台に、宇宙船で旅する賞金稼ぎの活躍を描いた物語。スペクタクルでクールなアクションシーンをはじめ、ハードボイルド・サスペンス・コメディとさまざまなジャンル、菅野よう子による胸を熱くさせる音楽、そしてキャラクターたちの粋な台詞回しなどが特徴で、日本だけでなく世界中で高く評価され、ファンからは今もなお愛され続けている名作だ。
Vultureのインタビューにてチョーは、オリジナルアニメのファンであるかどうか問われたところ、「存在を知りませんでした」と正直に答えている。「まずは第1話の脚本を読むことにしたのですが、本当に素晴らしくて、“これは一体なんだ”と感銘を受けました」。そこからチョーはアニメ版にも興味を抱くようになったのだという。「ジャンルのコンビネーション、キャラクター、音楽など、これほどまでにユニークなエンターテイメントを観たのは久しぶりでした」。
チョーはアニメ版を鑑賞した後、『search/サーチ』のアニーシュ・チャガンティ監督に電話をかけ、相談に乗ってもらったようだ。「“『カウボーイビバップ』という作品を知っていますか?このアニメの実写化で出演依頼が来たんです”と彼に話したところ、“やるべきです”と言われたことをよく覚えています。こんなにも大きなことだとは思ってもいませんでした」。
Netflixシリーズ「カウボーイビバップ」は、2021年11月19日より独占配信開始。
Source:Vulture