『キャプテン・アメリカ4』就任の「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」脚本家、「直接聞くまで信じない」と関与否定

2021年4月23日、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の最終話が配信された後に、『キャプテン・アメリカ』シリーズ第4弾(タイトル未定)の製作が伝えられた。この時、脚本として「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の製作総指揮とチーフライターを兼任したマルコム・スペルマンが就任すると報じられたが、スペルマン自身、マーベル・スタジオから直接何も聞いていないという。
報道によれば、第4作は「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で描かれたアンソニー・マッキー扮するサム・ウィルソンのストーリーが継続されていく可能性が高いとのこと。これを裏付けるかのように、スペルマンの就任が伝えられた。もっとも、米Comicbookの取材に応じたスペルマンは「それは誰が言ったのでしょう?ケヴィン(・ファイギ)ですか?」と第4作への関与を否定しており、「彼(ファイギ)から直接聞くまでは何も信じません」と語った。
ストーリー上、『キャプテン・アメリカ』シリーズ第4作への出演が期待されているサム役のアンソニー・マッキーも、企画は耳にしていなかった模様。米Entertainment Weeklyにて、マッキーは「食料品店で知ったんです」と明かしているのだ。「ドウェインっていうイカした帽子を被ったレジの男性が、“あの、これホントですか?”ってスマホを見せてきて。それで“何も聞いてないですよ”って答えました」。
「そこがマーベルの大好きなところなんです」と続けるマッキー。「“LAに来てくれないか。今の進捗を伝えたいから”って電話がかかってくるんです」と、秘密主義で知られるマーベル・スタジオでの慣習を明かす。第4作への関与をひとまず否定したスペルマンも、「これでマーベル・スタジオの製作プロセスが分かったでしょう」と発言。「彼らはまず、最高のものを作ってほしいんです」「まずは作ってから、それが (MCU)にハマるかどうかを検討しているんです」と、マーベル・スタジオについて話している。両者ともに、マーベル・スタジオから直接伝えられていないことに焦りは無いようだ。
ちなみに、全6話の配信を終えた「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の今後については定かでない。2021年4月中旬には、バッキー役のセバスチャン・スタンが、シーズン2に関する話し合いは行われていないと明かしていた。その一方で、本シリーズがエミー賞のドラマ・シリーズ部門に提出される見込みであることから、シーズン2製作の気運が高まってきているという報道もなされている。
Source:Comicbook,Entertainment Weekly