『007』ダニエル・クレイグがハリウッド殿堂入り ─ ラミ・マレックと抱き合う熱い瞬間も

『007』シリーズなどのダニエル・クレイグが、ハリウッド殿堂入りを果たした。
この度、ダニエル・クレイグが名を刻まれることになったのは、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム。そこはエンターテインメント界の著名人たちの名前が刻まれた、アメリカ・ロサンゼルスの大通りだ。ジェームズ・ボンド俳優としての殿堂入りするのは、3代目ロジャー・ムーア、5代目ピアース・ブロスナンにつづき、3人目となる。2,740人目の殿堂入りとなったクレイグは、『007』にちなんでハリウッド・ブールバード(ハリウッド大通り)7007番地に刻まれ、ロジャー・ムーアの隣に位置する形となった。
2021年10月6日(米国時間)に式典が開催され、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』のラミ・マレックが登壇し、ダニエル・クレイグの殿堂入りを祝福した。『ノー・タイム・トゥ・ダイ』にてマレックはヴィランのサフィン役として出演し、クレイグと共演を果たしている。マレックは式典にて、「もしも、悪役を演じられる機会に恵まれたら、善人が伝説になるように務めた方がいい。この方は最高です」と、クレイグを讃えている。マレックが握手を求めると、感極まった様子のダニエルは、握手を交わすのではなく、マレックに抱擁で応えた。まさに感動の瞬間だ。
6代目ジェームズ・ボンドとして、『カジノ・ロワイヤル』(2006)をはじめ、『慰めの報酬』(2009)、『スカイフォール』(2012)、『スペクター』(2015)、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)まで活躍した英国出身の名優、ダニエル・クレイグ。そのほかには、スティーブン・スピルバーグによる『ミュンヘン』(2005)、デヴィッド・フィンチャーによる『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)、スティーブン・ソダーバーグによる『ローガン・ラッキー』(2017)、ライアン・ジョンソンによる『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)など錚々たる監督たちの作品にも出演してきた。ハリウッド映画界を牽引してきた俳優として、その名が永遠に刻まれることになった。
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