「クリミナル・マインド」リバイバル版でついに放送禁止用語が解禁に ─ 「楽しい、エッジが効いてる」とJJ役

「クリミナル・マインド」(2005-2020)のリバイバル版が、邦題「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪:エボリューション」として2023年2月22日より日本配信されることが決定した。リバイバル版はプラットフォームを米地上波CBSからストリーミングサービスのParamount+に移したことで、クリエイティブ面でより自由な表現が許されている(日本配信はディズニープラス「スター」)。これによる変更点のひとつが、Fワードなど放送禁止用語が解禁されたことだ。
セリフに汚い言葉が用いられるというのは一見小さな変化かもしれないが、オリジナル版が放送局の厳しいルールに従ってきたことを考えると、作品のトーンに大きな違いが生まれるはずだ。実際にJJ役を演じるA・J・クックも、最初はセリフの変化に新鮮さを覚えたようだ。
米Colliderのインタビューで「以前は使えなかった悪態や特定の単語を使えるようになり、少し違和感はありましたか?」と聞かれたクックは、「“え?ここではそんな言葉使わないよ”というような二面性が面白かったですね。私たちが(汚い言葉を)使っているのはすごいことだと思います」と回答。特に、ジョー・マンテーニャ演じるロッシが初めてFワードを使う瞬間は衝撃だったらしく、「“おお、パパが子供たちに悪態をついた”と思うでしょう」と語っている。
クック自身は、「クリマイ」での放送禁止用語の解禁を良い変化だと考えているようだ。「最初は“こんなことして怒られない?大丈夫なの?”と感じたり、撮影中も”ピー音で消すか、ナレーションで変えるべき? “と思っていましたが、今はもう気にならなりません。だから楽しいんです。このエッジが効いたバージョンを気に入っています」と考えを明かした。
またショーランナーのエリカ・メッサーは、以前からBAUメンバーが汚い言葉を吐く方がより現実的と感じていたようだ。米Deciderのインタビューにて、「法執行機関で彼らが目にするものによっては、“Damn(ちくしょう)”より汚い言葉が必要な場合がある」と述べ、「ジョー・マンテーニャにそういったセリフを与えることが、最も自然な方法だと思いました。ジョーがロッシ役としてFワードを言うのは、結局のところ普通のことに感じるのです」と語っている。
ちなみに、本国で一足先にリバイバル版を観たファンの間でも、「クリマイ」キャラの悪態は話題になっている。多くのファンが好意的に反応し、「ついにキャストが悪態をつくのを聞けて本当に楽しい」「(ロッシのセリフは)テレビ史上最も待ち望まれていたFワード」などの声が上がっている。
「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪:エボリューション」はディズニープラス「スター」にて、2023年2月22日配信開始。全10話、毎週水曜日1話ずつ配信。