ベネディクト・カンバーバッチ、実在した英国スパイ演じる ─ 冷戦期が舞台のスリラー映画に主演決定

『ドクター・ストレンジ』(2017)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)や「SHERLOCK」シリーズで知られるベネディクト・カンバーバッチが、冷戦期を舞台にした新作スパイ・スリラー映画『Ironbark(原題)』に主演することが分かった。カンバーバッチは実在したイギリスのスパイ、グレビル・ウインを演じる。米国時間2018年5月3日、Varietyなど複数メディアが報じている。
『Ironbark』でカンバーバッチが演じるグレビル・ウインは、CIAがソ連の核兵器情報を突き止めるのに協力した男だ。ウインは当初電気技師としてイギリス情報機関MI5に配属された。やがてイギリスへ情報を流したソ連のオレグ・ペンコフスキーと接触するようになり、キューバ危機において重要な役割を果たした。なおカンバーバッチ以外のキャストは明らかになっていない。
今作でメガホンを取るのは『On Chesil Beach(原題)』(2017)『ホロウ・クラウン/嘆きの王冠』シリーズのドミニク・クック。クックとカンバーバッチ、そして『ヒットマンズ・ボディガード』(2017)『ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い』(2012)では脚本を手掛けたトム・オコナーが製作総指揮を務める。
『Ironbark』は2018年5月8日~19日にかけて開催される第71回カンヌ国際映画祭の見本市、カンヌ・フィルム・マーケットに出品される。
Source: Variety