カンバーバッチ、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』がここまで成功するとは思っていなかった

コロナ禍で歴史的記録を達成したマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。直近では全米興行収入がジェームズ・キャメロン監督の『アバター』(2009)を超え、歴代3位を記録したことが話題となったばかりだが、実は『ノー・ウェイ・ホーム』が公開される前、作品がここまで成功することを疑っていた出演者がいた。劇中で大失敗してしまうドクター・ストレンジこと、ベネディクト・カンバーバッチだ。
今や歴史に名を残す1作となった『ノー・ウェイ・ホーム』について英Empireで振り返ったカンバーバッチは、こう語る。「ケヴィン・ファイギが最初に“この映画が公開されたら、映画の未来、映画館での体験がどういうものなのかを知ることになるでしょう”的なことをおっしゃった時、僕はこう思いました。“ふむ、これは皆、クールエイドを飲みすぎているんだな”と」。
カンバーバッチの言う“クールエイドを飲む”というのは、「盲信する」というスラングの意味で使われており、恐らくファイギをはじめとする『ノー・ウェイ・ホーム』の成功を確信している人々への懐疑心を表現しているものと思われる。もっとも、カンバーバッチは先のような自身の考えが誤算であったことを認めており、「僕の無知さが露呈していました」と語っている。
冒頭でも記した通り、『ノー・ウェイ・ホーム』はコロナ禍という制限をものともしない偉業を成し遂げている。ファンにとっては嬉しいことだが、もしかするとカンバーバッチにとっては、記録が伸びれば伸びるほど不安やプレッシャーがのしかかってくるのかもしれない。なにしろ、『ノー・ウェイ・ホーム』に続くMCU次回作こそ、カンバーバッチ主演の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』なのだ。
とはいえ、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は早くも大きな注目を集めており、公開されている予告編を巡っては様々な考察が行われている。『ノー・ウェイ・ホーム』で開いたマルチバースをメインテーマに展開していく本作からも目が離せない。
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Source: Empire