ライミ版『スパイダーマン』プロデューサー、「ムーンナイト」で15年ぶりにマーベル作品へカムバック

サム・ライミがメガホンを取った『スパイダーマン』3部作でプロデューサーを務めたグラント・カーティスが、ディズニープラス(Disney+)の新ドラマ「ムーンナイト」で15年ぶりにマーベル作品へカムバックする。
ライミ監督と3部作でタッグを組んだカーティスがマーベル作品に携わったのは、2007年に公開された『スパイダーマン3』が最後。マーベルとの協業にブランクが空いたが、作品に対する取り組み方などに違いを感じたのだろうか。米Comicbook.comのインタビューで、カーティスが回答している。
「変化は多くありません。『スパイダーマン』であれ『アイアンマン』であれ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』であれ、(マーベル・スタジオの社長)ケヴィン・ファイギという真の天才により、こういったマーベルの全物語が強烈なキャラクターの探求に軸が置かれ、そういう点が作品をユニークにしているのだと思います。
それが、マーベル作品を良くしているのです。こういった驚くべきスペクタクルが後から加わり、信じられないような旅と素晴らしい体験になるのです。まさにマーベルはトップに立っています。だからこそ常に新鮮さがあり、一方で常に親しみやすさもあるのだと思います。すべてがキャラクターに支えられているからです。」
マーベル・キャラクターの良さは何年経っても変わらないため、カーティスは久しぶりにマーベル作品にカムバックしても違和感がなかったようだ。またカーティスは、ライミ版トリロジーで監督から「常にキャラクターを第一に考える大切さ」を学び、「ムーンナイト」では主人公スティーヴン・グラントと別の人格マーク・スペクター、そしてムーンナイトに関心を持ち続けるようにしたとも語っている。
ちなみに、ライミ版『スパイダーマン』に主演したトビー・マグワイアも、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で15年ぶりにマーベル・ユニバースへカムバック。また、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で監督を務めるライミも15年ぶりにマーベル作品に復帰となり、奇妙な偶然が重なっている。
カーティスが15年ぶりにマーベルと再タッグを組む「ムーンナイト」は、ディズニープラスにて2022年3月30日(水)16時より日米同時配信開始。
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Source:Comicbook.com