『ブラックパンサー』チャドウィック・ボーズマン、『ブラック・クランズマン』スパイク・リー監督の新作に出演 ─ Netflixが配給交渉中

映画『ブラックパンサー』(2018)のチャドウィック・ボーズマンが、『ブラック・クランズマン』(2019年3月22日公開)や『25時』(2002)などのスパイク・リー監督による新作映画『Da 5 Bloods(原題)』に出演することがわかった。米Varietyなどが報じている。
本作はベトナム戦争に従軍した元兵士たちが、戦争によって壊れてしまった自分自身を取り戻すため、自らの魂を救済するために、再びジャングルへと戻っていく物語。チャドウィックのほかに出演するのは、『マルコムX』(1992)などスパイク・リー作品に複数出演するデルロイ・リンドー、『レオン』(1994)『クリムゾン・リバー』(2000)などで知られるジャン・レノだ。
脚本を担当するのはリー監督と、『ブラック・クランズマン』『チャイラク』(2005)でリーと組んだケヴィン・ウィルモット。ダニー・ビルソン&ポール・デメオによるオリジナル脚本を原案に、マシュー・ビリングズリーの改稿を経て、リー監督&ウィルモットが執筆にあたったという。
また本作の配給については、Netflixが契約交渉に入っているとのこと。リー監督は複数のスタジオに脚本を提出しており、『ブラック・クランズマン』がアカデミー賞にノミネートされたあと、Netflixが獲得に興味を示したという。なお、リー監督はNetflixにて、自身の同名映画を原案とするドラマシリーズ「シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」(2017-)を製作。本作の契約が結ばれた場合、初のNetflixオリジナル映画となる。
プロデューサーを務めるのはリー監督のほか、『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989)からスパイク・リー作品を手がけているジョン・キリク、『ユナイテッド93』(2006)『ウォッチメン』(2009)のロイド・レヴィンほか。撮影は早ければ2019年3月にも開始されるという。
リー監督の最新作『ブラック・クランズマン』は、第91回アカデミー賞にて、作品賞・監督賞・助演男優賞(アダム・ドライバー)・脚色賞・編集賞・作曲賞の6部門にノミネートされた。チャドウィックが主演した『ブラックパンサー』も作品賞をはじめ6部門にノミネートされており、こちらの結果にも注目したいところだ。

映画『ブラック・クランズマン』は2019年3月22日(金)全国ロードショー。『Da 5 Bloods(原題)』の発表時期は不明。
『ブラック・クランズマン』公式サイト:http://bkm-movie.jp/