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『ブラックパンサー』チャドウィック・ボーズマン、『ブラック・クランズマン』スパイク・リー監督の新作に出演 ─ Netflixが配給交渉中

チャドウィック・ボーズマン スパイク・リー
[左]Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35852212800/ [右]Photo by Georges Biard https://en.wikipedia.org/wiki/File:Spike_Lee_Cannes_2018.jpg

映画『ブラックパンサー』(2018)のチャドウィック・ボーズマンが、『ブラック・クランズマン』(2019年3月22日公開)や『25時』(2002)などのスパイク・リー監督による新作映画『Da 5 Bloods(原題)』に出演することがわかった。米Varietyなどが報じている。

本作はベトナム戦争に従軍した元兵士たちが、戦争によって壊れてしまった自分自身を取り戻すため、自らの魂を救済するために、再びジャングルへと戻っていく物語。チャドウィックのほかに出演するのは、『マルコムX』(1992)などスパイク・リー作品に複数出演するデルロイ・リンドー、『レオン』(1994)『クリムゾン・リバー』(2000)などで知られるジャン・レノだ。

脚本を担当するのはリー監督と、『ブラック・クランズマン』『チャイラク』(2005)でリーと組んだケヴィン・ウィルモット。ダニー・ビルソン&ポール・デメオによるオリジナル脚本を原案に、マシュー・ビリングズリーの改稿を経て、リー監督&ウィルモットが執筆にあたったという。

また本作の配給については、Netflixが契約交渉に入っているとのこと。リー監督は複数のスタジオに脚本を提出しており、『ブラック・クランズマン』がアカデミー賞にノミネートされたあと、Netflixが獲得に興味を示したという。なお、リー監督はNetflixにて、自身の同名映画を原案とするドラマシリーズ「シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」(2017-)を製作。本作の契約が結ばれた場合、初のNetflixオリジナル映画となる。

プロデューサーを務めるのはリー監督のほか、『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989)からスパイク・リー作品を手がけているジョン・キリク、『ユナイテッド93』(2006)『ウォッチメン』(2009)のロイド・レヴィンほか。撮影は早ければ2019年3月にも開始されるという。

リー監督の最新作『ブラック・クランズマン』は、第91回アカデミー賞にて、作品賞・監督賞・助演男優賞(アダム・ドライバー)・脚色賞・編集賞・作曲賞の6部門にノミネートされた。チャドウィックが主演した『ブラックパンサー』も作品賞をはじめ6部門にノミネートされており、こちらの結果にも注目したいところだ。

ブラック・クランズマン
『ブラック・クランズマン』(C)2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED.

映画『ブラック・クランズマン』は2019年3月22日(金)全国ロードショー。『Da 5 Bloods(原題)』の発表時期は不明。

『ブラック・クランズマン』公式サイト:http://bkm-movie.jp/

Sources: Variety, Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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