『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』レイ役デイジー・リドリー、卒業後の歩み「嘆きを感じていた」 ─ 再演には「いつでも準備できでる」

『スター・ウォーズ』続3部作で一躍その名を知らしめたデイジー・リドリー。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)からサーガ完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)までの約5年間、先代の意思を受け継いだ主人公レイ役を一気に駆け抜けた。
スカイウォーカー・サーガ完結から1年と約2ヶ月(本記事時点)。デイジーにとっては女優としてのキャリアを一変させた思い入れの強い作品とだけあってか、将来の不安に駆り立てられることもしばしばあったようだ。米Who What Wearのインタビューで、デイジー本人がレイ役卒業後に過ごした日々を振り返っている。
デイジーが語ったところによれば、『スカイウォーカーの夜明け』公開前のプロモーション時から、シリーズ完結後のことを思い浮かべ、眠れぬ夜を過ごしていたという。「これから何をしていけば良いのだろうって感じでした」と、デイジーは当時を回顧する。
2019年12月に『スカイウォーカーの夜明け』の封切りを無事迎え、大役を全うしたデイジー。安堵の気持ちもあっただろうが、涙もろく孤独を感じる1ヶ月を2021年1月に過ごしたのだとか。「嘆きのようなものを感じていたんだと思います。それまでの関係や時間が終わってしまったと。感情的に何かを手放しているような感覚だったんです」。
キャリアに大きな区切りを付け、女優としての新たな道を進み始めたデイジーだったが、その後の歩みは一筋縄ではいかなかった模様。『スカイウォーカーの夜明け』公開後、仕事が見つからず焦燥感に苛まれていたことをデイジーは2020年8月に明かしている。これだけの大役を担えば、“『スター・ウォーズ』のレイ”というイメージが固定化されてしまうことはやむを得ない。デイジー本人も、オファーが来ないことに「“ヤバイ!”って時期もあった」と語りながらも、「いずれ時期がくるかな」と気持ちを切り替えたのだそうだ。
定期的に当時を振り返るデイジーだが、現在は再び多忙な時期を過ごそうとしている。次回作は、2021年3月米公開のSFアクション『カオス・ウォーキング(原題:Chaos Walking)』。ほか、ベストセラー小説『Women In The Castle(原題)』の映画化作品や、『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015)制作チームが手がけるサイコスリラー小説『The Marsh King’s Daughter』の映画化への出演を決めている。さらに、Disney+(ディズニープラス)配信映画『Young Woman and the Sea(原題)』への出演交渉も行うなど、まさに引っ張りだこ状態なのだ。
こうした中でも、レイへの気持ちは変わらない。英Empire、2021年4月号のインタビューに応じたデイジーは、「いつでも再訪する準備はあります」と、レイ役への心境を明かしている。「自分が経験したことを愛しています。役の再演については、一旦のお別れだと思っていますよ」。
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Source:Who What Wear,Gamespot